スポーツジムの会費が払えない時の対処法

運動不足を解消したい時、身体を鍛えたい時、ダイエットしたい時に便利なのがスポーツジムですよね。様々なプログラムを用意しており、目的に合ったものを選べるスポーツジムが多くなっています。

そんな時に必要なのがスポーツジム会費の支払です。月会費が基本となっていますが、何らかの事情で払えないとどうなるのか気になるところ。そこで滞納時に起こるトラブル事例や対処方法について紹介していきますので参考にしてみて下さい。

スポーツジムの会費は幾ら?

スポーツジム会費はバラバラのために分かりにくいです。通うペースによって月会費が変わるスポーツジムもあります。

中には週1のペースで通えるプランにて5,500円~7,500円ほどの月会費を設定する大手スポーツジムがあります。好きなだけ通えるプランでは9,500円から15,000円ほどの設定です。

1回だけならそれ程大きな負担ではありませんが、毎月支払しているとトータルでは大きくなりますよね。月会費15,000円の場合、1年ではトータルで180,000円もの支払が必要です。

会費の支払方法は?

スポーツジムに入会する時に気になるのが月会費の支払方法です。スポーツジムによって異なりますが口座振替やクレジットカード払いといった支払方法を用意しています。

自動的に月会費分の金額を引き落としするのが口座振替です。クレジットカード払いでは支払日に月会費分の金額が引き落としされます。

口座振替、クレジットカード払いともに、わざわざ利用者自ら振込手続きする手間はかかりません。封筒に現金を入れてスポーツジムの受付にて支払することも不要です。中には支払用クレジットカード作成が入会条件として含まれているスポーツジムもあります。

会費を払わないとどうなる?

スポーツジムの月会費が払えない時に行われるのが利用者への請求です。支払方法として口座振替を選んでいる場合はスポーツジムから請求が来ます。

クレジットカードではカード会員の利用代金をカード会社が立替払いしている関係上、カード会社から請求が来るのが基本です。スポーツジムの利用者が払えなくなっても、スポーツジム側はカード会社から月会費分の金額を受け取っています。

スポーツジム側からの処分

滞納期間が長引くほどスポーツジム会費の支払が溜まってしまいます。しかし一定期間以上滞納するとスポーツジム側から処分が下されるため、無制限に溜まってしまうケースは少ないです。

スポーツジムでは会則を設けており、その中に払えない時の処分内容の記載があります
主な処分内容は次の通りです。

・利用制限
・利用禁止
・強制退会

このうち最も処分が軽いのが利用制限、真ん中なのが利用禁止、最も重いのが強制退会です。中には強制退会となった利用者の情報を共有しているスポーツジムがあります。

一度強制退会となるとスポーツジムへの再入会が難しくなるのです。スポーツジムやカード会社から請求が来た時にはなるべく早めに支払して下さい。

クレジットカード払いの時は再引き落とし日までに必要な金額を入金しておきましょう。
口座振替の時は口座に入金またはスポーツジムの受付にて支払して下さい。

スポーツジムでのトラブル事例

1.支払督促が届いた事例

強制退会の処分が下されても、今までの滞納分が免除される訳ではありません。中にはそのまま長期間支払を放置し、踏み倒そうとした利用者に支払督促が届いた事例が見られます。

裁判所を通して利用者に対し、請求を行うのが支払督促です。簡易裁判所の書記官が支払を命じる仕組みになっており、スポーツジムやカード会社による請求より事態は深刻です。

2.強制執行となった事例

支払督促が届くと一括支払が求められてしまいます。しかし何か月も滞納するほどの経済状況では一括支払が求められても難しいものです。

一括支払に応じられず、中には強制執行となった事例が見られます。強制執行では給与や口座の預金などの差し押さえが行われるため、支払督促を放置すると大変なことになります

給与差し押さえでは全額ではなく、手取り4分の1までとなります。しかし全て支払するまで給与差し押さえが続く上に、会社に差し押さえの事実が分かってしまうのです。

3.ブラックリスト入りした事例

クレジットカード払いしている方が3か月以上、61日以上滞納し、ブラックリスト入りした事例もあります。個人信用情報に記録される事故情報なのがブラックリスト。

金融機関が審査を行う時に個人信用情報の確認を行うため、1度ブラックリスト入りすると当分の間は審査に落ちてしまうのです。クレジットカードの作成もブラックリスト入りの間はできません。

4.しばらく通わなかった事例

スポーツジムの月会費は通わない月があったとしても支払することが必要です。中には事情でスポーツジムに通えなくなったが、その間も月会費が引き落としが続いていたという事例が見られます。

利用制限や利用禁止の処分中でも月会費は支払することが必要です。払わなくても良いと考えていると後が大変なので注意して下さい。

会費の支払いに困ったときの対処方法とは

1.休会制度を利用する

払えなくなった時は放置せず、まずはスポーツジムに連絡して下さい。払えないまま連絡が取れなくなるとスポーツジムからの信用を失ってしまいます。

休会制度を用意するスポーツジムが良く見られます。一時的に休会となり、退会せずに済むのが休会制度です。事情でしばらくの間は通えないが、またスポーツジムを利用したいという時に便利です。

休会制度の注意点

滞納によってスポーツジムから処分が下される前に休会制度を利用することが大切です。
休会制度を利用するには休会届を提出することが必要です。スポーツジム所定の日までに提出しないと、事務手続きが遅れる可能性があります。休会までに遅れが生じても月会費の支払は続くため、なるべく早めに休会届の提出を行って下さい。

休会期間が6か月となっているスポーツジムが見られます。6か月の休会では足りない場合、もう一度休会届けを提出して下さい。中には所定の休会費が発生するスポーツジムがあるため、幾らかかるのか気になる時は受付にて相談すると良いでしょう。

2.利用しないなら退会する

もうスポーツジムに通わないという時は退会しましょう。退会後は月会費の支払は発生しません。

退会の注意点

退会までの月会費は当然ながら支払することが必要です。退会する前に滞納した分も支払が必要なため、なるべく早めに所定の日までに退会届を提出して下さい。電話での退会は受け付けないスポーツジムが見られるため、直接受付に出かけることが必要です。事前にスポーツジムの会則を良く読んでから退会の手続を行って下さい。

スポーツジムから貸与を受けた物がある場合、退会時に返却することが必要です。受付に出かけて退会手続きを取る時には忘れずに持参しましょう。

3.キャッシング枠を利用する

スポーツジムの月会費をクレジットカード払いしている方はキャッシング枠で払うという対処方法があります。利用枠の中にショッピング枠とキャッシング枠と2つの枠が含まれているクレジットカードが多いのです。キャッシング枠からお金を借りておき、請求が来る前に、処分が下される前に月会費を払っておきます。

キャッシングした後に必要なのがカード会社への支払です。ショッピング枠では1回払いや2回払い、ボーナス一括払い、分割払い、リボ払いなど多彩な支払方法を用意しています。

しかしキャッシング枠では翌月一括払い、リボ払いといった支払方法が基本です。翌月一括払いでは月会費が払えない状況だと厳しいですよね。リボ払いであれば毎月最小の金額で済むため、支払しやすいです。

リボ払いの手数料

リボ払いを選ぶ時に気になるのがカード会社所定の手数料。カード会社により異なりますが、年15.00%~年18.00%の手数料が発生することが多いです。リボ払いは、月々の支払が楽になる代わりに手数料の負担が発生しますので、なるべく追加支払を行って早期に支払を済ませて下さい。

4.バイトで稼ぐ

なかにはショッピング専用のクレジットカードがあります。キャッシング枠が無いのではお金を借りることができません。そんな時はバイトで稼ぐといった対処方法があります。

日雇いバイトは面接や研修を受けずに済むため、短期間で稼ぎたい時にピッタリです。すぐに働ける日雇いバイトであれば単純作業といった仕事内容が多いため、初めて働く方でも安心です。日雇いバイトの求人情報を見たい時はバイトルなどのバイト求人サイトを活用すると良いでしょう。

5.身の回りの物を売る

サラリーマンやOLだからバイトで稼ぐのが難しいという方は、ブランド品等の高価な物を売るといった対処方法があります。買取店にブランド品などを持込して売却するのです。

買取プレミアムのような宅配買取で依頼できる買取店もあるため、忙しい時でも大丈夫です。査定は無料ですので、一度、査定だけでも試してみはいかがでしょうか。

まとめ

ここまでスポーツジムの月会費が払えないとどうなるのか、説明してきました。払えずに困った時は対処方法を参考にしてみて下さい。

・口座振替やクレジットカードで支払できるスポーツジムが多い
2か月以上滞納するとスポーツジム強制退会になる恐れあり
・支払督促から強制執行へと進む恐れあり
カード払いの時に3か月以上、61日以上滞納するとブラックリスト入り
・クレジットカードのキャッシング枠からお金を借りて月会費を払う
バイトで稼いで月会費を払う
・ブランド品等の物を売って月会費を払う