スマホさえあればレジにスマホをかざしたり、アプリでQRコードを読み取ってもらうだけで買い物や飲食代を支払うことができ、利用できるお店も増えています。また、2020年に向けて政府もキャッシュレス化を推進しているのも合わせ、スマホ決済に注目が集まっています。
まだスマホ決済を利用したことがないという方も、店頭での買い物や飲食代金などの支払いだけなく、税金や国民健康保険料などもの公金の支払いもスマホで納税できるとなったら、ぜひ利用してみたいと思いませんか。
税金や国民健康保険料などもの公金の支払いもスマホで納税することができるんです。そんな便利なスマホ納税の方法について、ご紹介したいと思います。
スマホ納税が便利
これまでは、家に届いた納付書を持って、銀行やコンビニへ行き、納税・各種支払いをしていたものをYahoo!JAPANやLINEといったソーシャルネットワークサービス会社がスマホのアプリを通して支払い代行しています。
Yahoo!は2018年4月に『Yahoo!公金支払い』というサービスを開始し、LINEは同年秋ごろ、スマホ決済の『LINEペイ』を利用した支払い公金サービスを開始しました。この後、楽天なども参入しています。その中でも最大手Yahoo!公金支払いでのスマホ納税についてご紹介します。
Yahoo!公金支払いを活用したスマホ納税
Yahoo!公金支払いなら、住民税や国民健康保険、自動車税といった身近な税金納付から、NHKの受信料や水道料金の支払い、そしてふるさと納税もカバーしています。
Yahoo!JAPAN IDに登録されたクレジットカードから支払いが可能で、支払先と金額を指定すれば則支払いが完了します。
そして、この支払いに、なんとTポイントを利用する事ができ、かつこの支払いでTポイントが還元されちゃうんです。
平日、勤務の昼休みをつぶして銀行で順番待ちする必要もなくなり、Tポイントまでもらえるなら、自分が納めた税金がわずかでも自分に還元されている感じがして気分的にも納税しようと思いますよね。
Yahoo!公金支払いで納付可能な公金
Yahoo!公金支払いで納付可能なものにはどんなものがあるか、ご紹介しておきましょう。
・固定資産税
・住民税
・国民健康保険
・介護保険料
・後期高齢者医療保険
・個人事業税
・不動産取得税
・法人市民税
・事業所税
・市たばこ税
・ふるさと納税
・水道料金
・ガス料金
・NHK放送受信料
などになります。
1つ注意点として、納付先の自治体がこのYahoo!公金支払いサイトに対応していない場合もあるので、あらかじめ確認する必要があります。その確認方法もこの後、ご紹介します。
Yahoo!公金支払いの手順解説!
では、どうすればスマホで公金支払いできるのか、解説していきます。実はYahoo!公金支払いの方法にはいくつかパターンがあるので、それぞれ見ていきましょう。
0.準備
まず、支払いの準備をしましょう。準備する物はいたってシンプル、以下の通りです。
・納付書
・クレジットカード
1.Yahoo!公金支払いサイトにアクセス
Yahoo!公金支払いサイトにアクセスしましょう。もちろん、スマホから行います。
Yahoo!公式アプリをダウンロードしておくとさらに便利ですね。
アクセスして最初の画面を下方向にスクロールしていくと、税目・料金名が表示(検索可能)されるので、支払いたい公金を選びます。
2.該当する自治体を選ぶ
自分が納付しようと思っている公金に対し、納付先の自治体がYahoo!公金支払いサービスに対応しているかどうかを確認しましょう。
払込み先の自治体が確認できたら支払おうと思っている公金をタップすると、次にその公金支払に対応している自治体が表示されますので、納付先の自治体を選びます。
このページに名前が無い自治体は、Yahoo!公金支払いに対応していない事になります。
3.利用規約に同意
納付先自治体をタップで、支払い手続きがはじまります。まずは、手数料やクレジットカード納付の注意事項、納税証明書の発行についてなど、大事な情報をしっかり確認した上で、利用規約に同意(チェックを入れる)します。
4.納付書情報の入力・支払い金額の確認
納付書に記されてある、“納付番号”や“確認番号”といった情報を入力して、間違って入力してないかしっかり確認。その後、次ページへ行くと、自動的に納付金額と手数料が表示されます。そしてまた、それら金額に間違いが無いか納付書と見合わせて確認しましょう。
5.クレジットカード情報の入力と支払い
支払い金額等に間違いが無ければ、その下の欄で支払いに使うクレジットカードの情報を登録します。入力したクレジットカード情報をよく確認して登録完了。この時にTポイントを使うかどうかも問われると思います。
登録内容、注意事項を最後にもう一度確認し、問題が無ければ『支払う』ボタンをタップして、支払い完了となります。
とっても簡単ですね。今後多くの自治体がこのYahoo!公金支払いを導入していく事が期待されています。
Yahoo!公金支払いのメリット
簡単で便利なYahoo!公金支払いですが、対応してない自治体もあったり、手数料が取られる支払区分もあったりします。これじゃ、せっかくのポイントがチャラになってしまうことも。ここからは、そんなYahoo!公金支払いのメリットをまとめてご紹介します。
いつでもどこでも公金の支払いができる
市役所や金融機関の窓口で並ぶこともなく、自宅や出先などから、いつでもどこでもインターネットで24時間支払いが可能という点は、Yahoo!公金支払いの最大のメリットと言えます。
ただ、Yahoo!公金支払いに対応していない地方税もあり、誰でもこのYahoo!公金支払いで税金の納付ができるわけではないんですね。多くの支払いがコンビニで手数料なしでできたりするので、コンビニをよく利用する人には、そこまで大きなメリットではないかもしれません。
コンビニ払いなら電子マネーチャージ&支払いがお得
税金の納付で楽しようというより、ちょっとでも得したいと考えている人に、コンビニ払いでお得にポイントゲットするテクニックの一例をを以下にご紹介します。
例えば、
・セブンカードでnanacoにチャージでチャージポイント0.5%ゲット
・nanaco支払で決済ポイント1%分還元
これで、なんと支払った税金の1.5%が還元されることになります。
クレジットカードのポイントが溜まる
Yahoo!公金払いはクレジットカードでの支払いになるので、税金の支払いに対し、Tポイントをはじめ、各クレジットカードに付帯するポイントが還元されます。ポイント還元率の高いクレジットカードを登録しておくといいでしょう。ヤフーカードでの支払いならポイント還元率が1%(100円につき1円)というさすがの高還元率ですね。
ただ、Yahoo!公金支払いには決済手数料が発生する項目もあります。せっかくのクレジットカード支払いで獲得するポイントより、手数料が超えてしまうとなんだかもったいないですね。
支払いにTポイントが使える
Yahoo!公金払いでは自分のYahoo!JAPAN IDで溜めているTポイントを使用することができます。公金支払いにポイントが使えるなんて画期的じゃないですか?
もちろん、期間固定Tポイントも利用できるので、税金支払いでポイント獲得狙いよりも、ポイント使用で税金軽減という路線で利用するのもいいですよね。
このTポイントでの支払いはYahoo!JAPAN IDを登録しておかなくてはいけませんが、公金支払自体はID不要で行えます。
Tポイントを貯めたい場合のおすすめのクレジットカード
Yahoo!公金支払いに利用できるクレジットカードは、Master、VISA、JCB、アメリカンエクスプレス、ダイナーズクラブの5種類となっており、これらのクレジットカードであれば、どのクレジットカードでも利用はできますが、Tポイントを貯めたい方には、先ほども述べましたが、Yahoo!JAPANカードがおすすめです。
Yahoo!JAPANカードは、Tカードとクレジットカードが一体となっており、クレジット決済額100円につき1ポイント(還元率1%)のTポイントが貯まるのに加え、Tポイント加盟店で提示をすればさらに同じレートでTポイントをもらうことができるんです。
TポイントはYahoo!公金支払いでも使うことができるので、お得にTポイントをためるカードとしておすすめです。年会費も永年無料です。
まとめ
最近なにかと話題のスマホ決済ですが、買い物や飲食代の支払いだけではなく、税金や公共料金の支払いにもスマホ決済ができるようになってきています。そんなサービスの一つがYahoo!JAPANが行っているサービスの1つの、Yahoo!公金支払いです。
Yahoo!公金支払いは、自動車税や固定資産税、住民税、健康保険料、介護保険料などの税金や、NHK受信料、水道料金などの公共料金をインターネット上で手軽に納付することができ、さらにクレジットカードでの支払いが可能というのが魅力のサービスです。
クレジットカードのポイントをためることができ、さらにTポイントを支払いに使用することもできるんです。Yahoo!JAPANのサービスをよく利用している方であれば、期間固定Tポイントも支払い使うことができるので税金や公共料金をお得に支払うことも可能です。
・レジにスマホをかざす。アプリでQRコードを読み取ってもらうだけ
・税金や公共料金もスマホ決済可能
・Yahoo!公金支払いは24時間いつでも税金や公共料金を支払うことができる
・クレジットカード払いが可能&クレジットカードのポイントが貯まる
・Tポイントを支払いに使用することができる(期間固定Tポイントも使用可能)
・分割払いもできる
・税種・地方自治体によって決済手数料がかかる
・対応していない地方自治体もある