運転免許取得費用を安く抑える方法

18歳になったら取りたい資格が運転免許です。運転免許があればどこへでも運転を楽しむことができ、行動範囲も広がります。

また、仕事でも車を運転する機会は多く、働く上でも運転免許は必要です。さらに運転免許は身分証明書としても使うことができるので、取得しておくと大変便利です。

しかし免許取得にはかなり費用がかかるので、18歳になってすぐに取りたくてもお金がない・・となってしまいますよね。親に出してもらうにしても少しでも費用を抑えたいところです。そこで今回は、高い免許取得費用を少しでも安くする様々な方法をお伝えしていきます。

教習所に通うとどれくらいかかる?

教習所に通って、普通免許を取得するには、平均でこのくらいかかります。

AT限定・・28万〜29万円
MT・・30万〜31万円

これは補講や再試験がない最短で取得できた場合の金額です。一括で支払うには高い金額ですよね。そこで、少しでも免許の取得費用を抑えるための方法を以下に纏めてみました。

免許の取得費用を安くする6つの方法とは

一般的に新規の免許取得者は95%以上が教習所に通って免許を取ります。教習所の費用も高いので、少しでも抑えたいですよね。免許の取得費用を少しでも安くするにはこれらの方法があります。

・ 合宿で免許をとる
・ AT限定にする
・ 教習所の申込割引を利用
・ 試験には1発合格する
・ 試験場で直接、一発試験を受ける
・ 教育訓練給付制度を利用

合宿で免許をとる

免許を取るには免許合宿というものがあります。

短期間で集中して免許を取るもので、地方に行って免許合宿に参加します。合宿で免許を取る場合も閑散期には3万円ほど安くなるので、人が集中しない時期を選ぶと良いです。短期間で免許を取得するので、試験に落ちないように勉強や技術面で努力が必要です。

合宿免許ではどれくらいの期間・費用がかかる?

閑散期に合宿に行き、相部屋を選べば約21万円ほどですみます。

1月〜3月の繁忙期であれば24万〜25万円ほどです。繁忙期でも通常の教習所に通うよりは安くすみます。合宿免許の期間ですが、約2週間ほどが主流です。大体が1コマ50分で、基本的には休みの日はありません。まとまった時間が取れて早く安く免許が取りたい人にはおすすめです。

AT限定にする

教習所で免許を取る場合、AT(オートマ)限定とMT(ミッション)も乗れるコースがあります。

AT限定コースにすると、MTのコースに比べて2万円ほど安くすることができます。

AT限定だと不便ではないかと思うかもしれませんが、最近ではほとんどの車がATなので特に問題はありません。新規で免許を取る人の半数以上がAT限定です。AT限定で免許をとると、費用が抑えられるだけでなく教習時間も少なくてすみます。

AT限定でも仕事で困らない?

現在販売されている車の95%以上がAT車です。

大型免許や二種免許が必要な車を乗る機会がなければ問題はないでしょう。もし必要になれば後から追加でMTも取ることができるので、少しでも免許費用を安くしたい場合にはAT限定で取っておきましょう。

教習所の割引を利用

教習所によっては様々な割引があります。

5000円、1万円と高額な割引を複数受けることもできるので、うまく申込特典を利用すれば大幅な値引きが見込めます。通える範囲に複数の教習所がある場合は、割引の有無で決めるとお得に申込めます。

閑散期を狙い、友達と入学

早期割引や友達割引、インターネットから申込をすると割引になることもあります。

また、教習所には繁忙期と閑散期があり、閑散期に申し込みをすれば割引がある場合もあります。学生の夏休みや冬休み、春休みといった時期は多くの人が集まります。その時期を避けることで少し安くなる教習所もあります。閑散期の方が練習の予約がスムーズに取れたりするので、金額の面以外にもメリットがたくさんあります。

教習所の無料送迎を利用

多くの教習所にはバスの無料送迎があります。

教習所まで行くのにも交通費がかかるので、上手に無料バスを利用すれば交通費をかけずに教習所に通うことができます。無料バスは大学や専門学校の付近を通るようにルートが組まれているので、学校帰りに寄るのも苦になりません。

教習所は何度も通わなければならないので、少しでも節約できるものは利用しましょう。

教習所以外の免許取得にかかる費用について

普通自動車免許を取るには、仮免許試験や卒業検定を受ける必要があり、教習所の費用以外にもお金がかかります。また、合格して免許を交付する際にも手数料がかかります。

例えば卒業検定の費用は教習所にもよりますが、4000円〜8000円くらいかかるところが多いです。教習所によっては1回目は教習所の費用に含まれているということもあります。

そして仮免許の交付手数料は約1000円、免許交付の手数料は約2000円です。免許の受験料も別途かかってくるので、様々な場面で料金が発生することになります。これらの費用は免許の取得方法やどの教習所か関係なく発生するものなので、覚えておくと良いと思います。

一発合格し余分な費用を発生させない

教習所に通った場合、仮免許の試験で落ちたり補習になった場合は追加料金がかかります。日々の練習でも同じ課題を何度もやり直すことになれば追加料金がかかる場合があります。

また、最後の試験を受けるにも毎回数千円かかるので、一発で合格することで余計な費用が抑えられます。教習所の講師を選ばなければ追加料金がかからない場合もあるので、些細なことでも節約が大切です。

運転免許試験場で直接、一発試験を受けて取得する

一発試験とは、教習所に通わずに学科も技能も自分で勉強し、直接運転免許試験場で試験を受ける方法です。合格した後は教習所で免許取得の講習を受け、免許取得となる方法です。

この方法で取得すると、教習所に通う時間やお金がほぼかからないので大幅な節約になります。なんとしてでも免許費用を浮かせたいという人にはオススメですが、実際に合格して運転することを考えると、しっかりと練習や勉強をすることが必要です。

初めて免許を取得する場合は難しいことも

運転免許場での試験は、教習所で試験を受けるのに比べてかなり難易度は高く、合格率も低いと言われています。運転に自信があると思っても、複数回受けてやっと合格するという人も多いくらい厳しいのです。

車を運転するということは自分や他人の命を奪ったり、人生を狂わせてしまったりします。それくらい大変なことなので、教習所に通わずに試験を受けるのが厳しいのは当然といえば当然です。運転免許場での試験は、試験のたびに手数料を支払う必要があるので、何度も不合格になってしまえば出費もかさみます。

教育訓練給付制度を利用する

厚生労働省が行なっている、免許を取得するのに給付金が出る制度です。

これは、雇用のための免許取得が目的なので普通車は対象外ですが、中型免許や大型特殊免許などを取得しようとしている人にはオススメです。給付金は教習所の金額によっても変わってきますが、例えば中型免許を取る場合、教習所の金額約15万円〜17万円に対し、約3万円ほど給付されます。就職などで普通免許以外のものを取ろうと考えている人は、上手に制度を利用するとお得です。

教育訓練給付制度の条件は?

在職者であれば3年以上雇用保険に入っていることや、離職者の場合の条件など様々あります。問い合わせ先は厚生労働省ではなく最寄りのハローワークになるので、受給資格があるかはハローワークに問い合わせてみましょう。

まとめ

運転免許はなるべく早く取っておきたいものです。取得するには費用がかかるので取りたいのになかなか取れないという人も多いのです。実際には小さなことでも節約していくことで、免許にかかる費用を抑えることができます。

免許取得で浮いたお金を、車の購入費用にまわすこともできます。免許を取りたいけど諦めていた人、お金を出してくれる親の負担を少しでも減らしたい人、新しい免許で転職を考えている人、ぜひ参考にしてお得に免許を取得してくださいね。

・ 教習所でAT限定で申し込めばMTより約2万円ほど安くとれる
友達割引やインターネット申込割引を活用する
・ 教習所は閑散期に申込をするのがオススメ
合宿免許は7万円〜8万円ほど安くなる場合もある
・ コースによっては、教育訓練給付制度の利用がオススメ
・ 教習所に通わず一発で試験を受ける方法があるが、合格率は低い
・ 教習所に通っていても免許試験など受験料や手数料がかかる