引越し費用を安く抑える7つの方法

就職や進学、人事異動など引越しをする理由は人によって違うと思いますが、いざ引越しを考えた時に気になるのは引越し費用ですよね。

引越しにはお金がかかる!とは聞いたことがあると思いますが、初めて引越しをする場合、どんなものにどの程度のお金がかかるのかわからず不安になりますよね?引越し費用としてどのくらいの費用を準備しておけばいいのか、また少しでも安くする方法はないのか等、引越しの費用にまつわる疑問についてご紹介します。

引越しのときに発生する費用について

引越しをする場合、どんな費用をどの程度用意すればいいのでしょうか?住居を移転することになるので、実際の引越料金以外にも色々と費用が発生します。それら、引越しにかかる初期費用をご紹介します。

内訳 費用相場
新住居の敷金(保証金) 家賃の1~2ヶ月分
新住居の礼金 家賃の1~2ヶ月分
新住居の仲介手数料 家賃の1ヶ月分
初回家賃 家賃の1ヶ月分
新住居の火災保険 2~3万円程
その他
(鍵交換、クリーニングなど)
鍵交換:2万円程度、クリーニング:3万円程度
(物件により費用の有無は異なる)
引越し料金 2~30万円程
(荷物の量・距離により異なる)
家具・家電 0~30万円程
(持ち物により異なる)

仮に家賃が5万円で一人暮らしだとしたら、初期費用として30~40万円程用意する必要があるんです。家賃と引越し料金だけあれば・・と思っていた方もいるかもしれませんが、引越しの初期費用は意外とお金がかかるんです。

敷金、礼金、仲介手数料、初回家賃、火災保険、鍵交換やクリーニング代などは、部屋を借りる時点ですでに金額が分かっている費用になるので、次は、荷物の量や距離などで変動する引越し料金についてご紹介します。

引越し料金の構成

引越し料金の構成をご紹介します。

引越し料金は、「基本運賃」「割増料金」「実費」「オプション」という要素で構成されています。

基本運賃 国土交通省が定めているガイドラインに基づいた金額で設定。

荷物の量×距離で計算。業者によって大差はありません。

割増料金 繁忙期、土日祝日、対応時間などで加算。
実費・
オプション
作業員の人件費、トラック代、交通費、梱包費用、搬出、搬入、対応時間などで変動。エアコンの設置、不用品の処分、車・バイクの輸送、などがオプション対応。

引越し料金の構成は上記のようになっていますが、引越し料金は定価というものが存在しません。基本運賃以外の、割増料金や実費、オプションなどは引越しの条件によって大きく金額が変動。仮に同じ条件であったとしても業者によってもかなり金額が変わってきます。

引越しの見積を複数業者に依頼をしたことがある方ならわかると思いますが、同じ条件で見積を依頼しても業者によってかなり金額が違い、なんでこんなに金額が違うのか疑問に思ったことがあるのではないでしょうか?

業者によって引越し料金が異なる理由

なぜ条件が同じでも業者によって金額が変わってしまうのでしょうか?その理由をいくつかご紹介します。

引越し業者の会社の規模が違う

CMでも流れているような大手業者か、地域密着の中小規模業者かで引越料金は異なります。大手業者は、幅広い条件の引越しに対応可能でサービス内容も充実していますが、その分料金は高めです。

中小規模業者は、対応エリアやサービス内容は大手に比べて劣りますが、エリア内の交通事情や地理状況をよく理解していて細かな要望に対応してくれる傾向です。大手に比べて料金が安いことが多いです。

引越し業者によって得意分野が異なる

長距離を得意とする業者、単身者を得意とする業者など、業者にはそれぞれ得意分野があります。自分が頼もうとしている引越内容、条件によって安く引越できる業者が異なります

予約状況に左右される

業者は事前にトラックや作業員を確保しています。予約が少ない場合は安い料金を提示する可能性があります

以上のように業者によって特徴は様々なので、たとえ同じ条件でも業者によって引越し料金は変わってきます。また、荷物の量や大きさで料金は変わるので、一度、いくつかの業者に見積依頼をして、比較してみることをオススメします

引越し料金を安くする7つの方法とは

引越し料金は業者によって異なるとはいえ、少しでも引越し料金は安くしたいですよね。
そこでどの業者の場合でも使える、引越し料金を安くするポイントをご紹介します。

1.ピークシーズン、時間帯を避ける

引越し業者が忙しい時を避けて、暇なときに頼むことができれば、安くなる可能性は高いです。

・繁忙期(3月~4月)を避ける
・土日祝日、月末などを避ける
・午前中の時間指定を避ける、時間指定をしない

引越しの繁忙期である3月~4月、また、人気がある土日祝日や月末などを避けましょう。希望している人が多いので予約が取りづらい上、人事異動や進学などでどうしてもその時期・日程で引越したいと思っている方が多いので、料金が高めになります。

また、1日で引越から片付けを終わらせたいと思う方が多いためか、午前中は人気が高く、また午前中でなくてもその後の予定を考え、時間指定をする方が多いです。そのため、業者にとっては時間指定があるとその分余裕をもってスケジュールを組まなくてはいけなくなるので、1日に対応できる件数が少なくなるため料金が割高になる傾向があります。

逆に時間指定がないと、業者側で効率が良いスケジュールを立てることができ1日の対応件数を増やすことができるため料金が割安になる傾向があります。

2.早めに予約する

早めに予約をするというのも安くする1つの方法です。業者側も早めにスケジュールを組みたいですし、また他社に顧客を奪われたくないので、値引き交渉に応じてくれる可能性が高いです。

3.不用品は先に処分して荷物を減らす

荷物の量でも料金は変わるので、不用品は事前に処分しておくことをオススメします。

不用品の処分に対応してくれる業者もありますが、多くの業者が有料オプションになっています。不用品の処分だけではなく有料オプションは出来るだけ利用しないようにするのも引越し料金を安くするポイントです。

また、ブランド品等、身の回りの商品で売れるものがあれば、一度、査定に出してみることをオススメします。引越しで荷物を減らしたい方には特にです。引っ越し業者に頼めば、処分費用が請求されますが、もし、売ることができれば、むしろお金が入ってくることになります。

無料で、しかもカンタン入力で査定を頼めますので、一度、査定に出してはいかがでしょうか。

4.梱包資材は自分で用意する

業者によっては、段ボールやガムテープなどの引越し資材が引越し料金に含まれていない場合もあるので、内容をよく確認しましょう。

資材が含まれている場合も、荷物の量によっては足りない場合もあります。資材を追加する場合は有料となることも多いです。段ボールであれば、スーパーやドラッグストアでもらうことができますし、ガムテープや緩衝材、ビニール紐などは100円ショップでも買うことができます

5.クレジットカードで支払う

今すぐには払えないけれど、給料やボーナスが出れば払えるという場合は、クレジットカードで払うというのも一つの方法です。もちろん、業者によっては現金払いのみのとこもあります。クレジットカードであれば、支払いは1~2ヶ月後になりますし、また分割で支払うことも可能です。

6.自分で引越を行う

荷物の量が小さく、それほど大型の荷物がなければ、自分で引越をするという方法もあります。家族や友人、同僚など手伝ってくれる人がいれば、あとは車を借りて運ぶだけなのでそれほどハードルは高くはないです。

自分で引越を行う場合でも、最低限以下のような費用がかかります。

・レンタカー代・・・軽トラック 1日1万円程、2tトラック 1日1.5万円程
・梱包資材(段ボール・ガムテープなど)・・・1000~3000円程
・移動費・・・移動距離に応じたガソリン代・高速代の実費

車をお持ちでしたらレンタカー代は不要です。あとかかる費用としては手伝ってもらった人に食事をごちそうする代金でしょうか。

7.シェアハウスに引越しする

最後は、新住居の初期費用を抑える方法です。

他人との同居が気にならないのであれば、シェアハウスに引越しするという選択もあります。近年物件数も増えており、シェアハウスはほとんどの物件が、敷金・礼金・仲介手数料がゼロ円です。

家賃も相場より低く、しかも、家具・家電付や、家賃に水道光熱費込みといった物件が多いので、安く済みたいという方にオススメです。

まとめ

引越しには初期費用として家賃の6ヶ月~7ヶ月分かかるのが一般的です。とは言え、お金はないけど引越ししたい場合もあります。引越し時期や時間帯などを選んだり、安い引越し業者を探すなど、引越しの初期費用を安くする方法はいくつかあるので、お金がないからといって引越しを諦めずに、節約できる方法を探してみましょう。

・引越しの繁忙期は3月~4月
・土日祝日・月末が人気の引越し時期
時間帯指定をしないほうが引越し料金は割安になる
・同じ条件でも引越し業者によって料金は違う
・引越し料金は複数社に見積をもらって比較
不用品は事前に処分しておく
引越しの梱包資材は自分で用意できる
・自分で引越をすれば引越料金の節約になる