車が欲しいけど、お金がない・・・とお悩みの方も多いと思います。実際、車体価格はそれなりに高いので、まとまったお金がないと購入するのも難しいですよね。
そもそも何で車が欲しいのでしょうか?お金がなくても車を買う方法はあるのでしょうか?そんな、車が欲しいけどお金がない方のために、どのようにすれば車を賢く購入することができるのか、その方法もご紹介します。
車が欲しいけどお金がない!使う目的が決まっていますか?
車を手に入れるためにはそれなりにお金がかかるのは事実です。ですが、頑張れば全く買えないわけではありません。ただ、そうはいっても、買ってから後悔したら本末転倒ですよね。
車を使う目的がはっきりしている
何のために車を買うのか、車を買いたい理由は人それぞれありますよね?あなたの車を買う理由は何でしょうか?自分の中で使い道が明確なのが大事です。
・車がないと出かけるのに支障があるところに住んでいるから
このように、車がないと生活に支障が出る場合は、買った方がいいと思います。
・かっこいいし試しに乗ってみたいから
・そろそろ車を持ったほうがいいと思ったから
このような場合は車を買うの前に、その必要性を考えてから購入すべきです。今は欲しいような気がしていても、買った後にすぐ飽きたり、乗らなくなる可能性が高いです。
車を買うのはお金がかかる分、得るものも多いと思います。お金がないという状況の中、本当に今車を買う必要があるのか、それとも買うのを今は止めるのか、車も買う目的もじっくり考えてみましょう。
年収に見合った車の相場
車が欲しいと思っているあなたは、どんな車を買いたいと考えていますか?
・毎日使うから、燃費が良い車がいい
・土日しか乗らないから、税金がかからない排気量の小さい車がいい
・彼女や友達に自慢したいから、かっこいい車がいい
・近所が高級車だらけだから、高級車が欲しい
などなど。どんな車が欲しいかは人それぞれで、欲しいと思う車種も、実用的なものがいいのか、高級車がいいのかなど人によって違うと思います。
どんな車種を選ぶかは買う人の自由ではありますが、選ぶ際の基準の1つとして、自分の年収に見合った車を買うというのがあります。その目安の1つが「車の購入価格は年収の半分」です。
年収が300万円であれば150万円
年収が1000万円であれば500万円 です。
高い?安い?どう思われましたか?
そうです、これはあくまでも目安です。
一人暮らしなのか、実家暮らしなのか、家族持ちなのか等によって、家計の中から車の購入代に使えるお金の金額は変わってきます。
毎月の収入と支出を計算して、自分がどのくらいの金額の車なら買うことが出来るのか、きちんとシミュレーションしてみることが大切です。
購入後の車の維持費にも注意
車が欲しいと思っている際に考えなくてはならない費用は、車の購入代金のだけではありません。購入代以外にも重要なポイントがあります。それは、車には維持費がかかるということです。
車は購入して終わりではなく、毎月や毎年払わなければならないお金があるんです。どのような費用がかかるのかご紹介します。
毎月必要な維持費
燃料代 | ガソリンや軽油、電気自動車の場合は電気代などのことで、車の燃費や走行距離によって毎月必要な額は変わってきますが、維持費の中でも大きなウェイトを占めます。
月の走行距離が500km程度で、ガソリン代を1ℓ 120円とした場合、燃費のよい車で2000円程度、大型車になると5000円程度かかります。 |
駐車場代 | 法律で車は所定の駐車場を必ず確保する必要があります。
自宅に駐車場が付随していれば無料ですが、自宅以外の駐車場を借りる場合には毎月駐車場代がかかります。都市部か地方かでも借りますが、地方で月5000円、都市部では1-2万円程度はかかります。 |
毎年必要な維持費
自動車税 | 車を保有している人が収める税金です。
金額は排気量毎に異なり、一番安い軽自動車で約1万円、普通車で3万~6万円、大型車で約10万円までと幅があります。 |
任意自動車保険代 | 車検時に「自賠責保険」に必ず加入しますが、この保険は保障範囲が狭く、保険金限度額も低いので、民間の保険会社が運営している自動車保険に入るのが一般的です。
加入する保険会社、年齢などによって保険料は変わりますが、26歳以上では、6万円~8万円ほどが相場です。 25歳までは高めに設定されており、9万円~11万円が相場です。 |
12ヶ月点検 | 12ヶ月点検は法令で定めれらています。
1年ごとにディーラーや修理工場、ガソリンスタンドなどで点検を受け、点検完了の印としてステッカーを更新します。 値段は店によってまちまちですが、相場は1万円~2万円です。これは点検のみの費用で、交換部品がある場合は別途実費がかかります。 |
消耗品代 | 車を走らせるには燃料以外にも、定期的に交換が必要なエンジンオイルやオイルフィルターなどの消耗品が必要です。
走行距離や車の状態によって交換頻度は違いますが、両方あわせて1万円位みておきましょう。 |
数年ごとに必要な維持費
数年ごとに必要な維持費は、車検代です。
新車では3年、中古車では2年ごとに車検を受ける必要があります。金額は車検を依頼するディーラーやショップによって異なりますが、10万円~15万円程度はかかると考えておきましょう。
以下に車検代の内訳をご紹介します。
内訳 | 内容 | 相場 | |
法定費用 | 自動車重量税 | 自動車の重量にかかる税金 | 1~4万円 |
自賠責保険料 | 自動車にかかる保険料 | 2~4万円 | |
印紙代 | 車検の登録に必要な書類代金 | 2000円以下 | |
車検料金 | 基本料金 | 自動車の検査・整備にかかる費用 | 3~7万円(法定費用) |
検査・整備費用 | 車検を依頼する会社によって異なる | ||
部品交換代 | 実費 |
長期的な維持費
車の部品には定期的に交換が必要な部品があり、長い間同じ車に乗り続けたり、年式の古い中古車の場合は、交換が必要な部品が出てきます。
よくあるのがタイヤで、4本交換すると安くても2万円~3万円程度かかります。そのほかにも、ワイパーブレードやヘッドライトのバルブ、エンジンのタイミングベルトなど、長期間乗っている場合には交換が必要になる部品がいくつも出てきます。
車種や乗り方などより、維持にかかる具体的な金額は変わってきますが、車の購入後もこれらの維持費を払いながら生活しなければならないことも、しっかりと念頭に置いて、車を買うかどうかを考えるようにしましょう。
賢く購入するための方法とは
車を買う目的や維持費などのことも考えたうえで、それでもどうしても今、お金がなくても車を買いたい場合にはどうしたらいいのでしょうか?賢く購入する方法をご紹介します。使えそうなものを参考にしてみてください。
お金を借りる(銀行マイカーローン)
車のローンは、ディーラーや信販会社、銀行など多くの金融機関で取り扱いがあります。
いざローンを申し込むとなるとどの自動車ローンが良いのか迷いますよね。それぞれにメリットデメリットがあるのですが、低金利なローンが良い場合には、銀行のマイカーローンがあります。
金利は、1.5%~5%と、固定・変動金利によって多少変わっては来ますが、銀行以外の他のローンと比べるとかなり低く設定されています。
また、金利以外にも、名義が自分名義になるというメリットがあります。
自分名義の場合、万が一車を手放すことになった場合の手続きが少なく売却をスムーズにすることができます。ただし、その反面、審査には時間がかかり、厳しいというデメリットはあります。
信用金庫などのローンの場合は、保証金と呼ばれる制度があり、見た目の金利よりも支払額が多くなる場合もあるので、ローンの内容をしっかり調べて比較してみてくださいね。
お金を借りる(ディーラーローン)
銀行に比べると審査が緩く手軽に借りられるというメリットがあるのですが、その反面、金利が高いローンになります。
金利は、約3%~8%とディーラーによって異なるので、ディーラーに確認しましょう。
金利以外に注意すべき点が、車の名義がディーラーのものとなる点です。
どうゆうことかと言うと、ローンを完済するまで自由に売却することができません。車を売却したいと思っても、残債が売却益で完済できない場合は、手放すことができないのです。
このように、ディーラーローンは手軽に借りられる分、手軽に手放せないというリスクがある点に注意しましょう。全般的に高金利ですが、ディーラーによっては低金利キャンペーンなどを行っている場合もありますし、ディーラーローンは金利の引き下げや値引き交渉にも利用できるので、場合によっては銀行ローンよりもお得に車を買うこともできますよ。
頭金を用意する
お金がないのに頭金なんて用意できない!と思う方もいらっしゃると思いますが、ローンを組んで車を購入しようとお考えの場合は、頭金を用意するとローンを組む上で有利になるというメリットがあります。
どんなメリットがあるかと言うと・・・
・月々の支払額を少なくできる
・ローン審査が通りやすくなる
ローンを申し込んでも審査に通らなければ意味がありません。頭金を用意できれば、その分信用度も上がり、ローン会社としても貸す金額が少なくて済むのでリスクが減るため審査に通りやすくなるんです。
頭金の目安は、車両本体価格の2~3割が一般的と言われているので、200万円の車を購入する場合は、40~60万円を目安にお金を貯めましょう。特に十分な収入がなくてローンを組むのが難しい場合には、なるべく多く頭金を貯めることをオススメします。
認定中古車を購入する
新車じゃなくてもよい場合は、中古車の方が安い値段で車を買うことができます。
しかしながら、中古車の場合は、故障や不具合などのリスクがありますよね。そこでオススメなのが認定中古車です。
認定中古車とは、メーカーごとに設けた基準をクリアした中古車のことなんです。認定中古車であれば、修理や交換、故障などのリスクが他の中古車よりもかなり低いと言えます。メーカーごとに基準は違うので、その点は注意が必要ではありますが、他の中古車よりもオススメです。
新古車を購入する
新車じゃなくてもよい場合は、中古車の他に、新古車を狙うの1つの方法です。
新古車とは、ディーラーにある展示車、試乗車のことです。大体、新車から1年ほど経った後に、新古車として販売されます。走行距離も1000キロ程度ものが多いです。
ほぼ新車で、新車よりも安く、ディラーでのメンテナンスもあり、新車同然のものを安く購入できることが最大のメリットです。興味のある方は、ディーラーで新古車の有無と値段を尋ねてみてはいかがでしょうか。
軽自動車は4月2日以降に購入する
車の保有者は自動車税を払う必要があります。
軽自動車の場合、自動車税は4月1日の時点で車を保有しているかどうかで支払い義務が発生するんです。つまり、4月2日以降に購入すると、1年分の自動車税を節約することができるんです。
軽自動車以外は月初めに購入する
軽自動車以外の自動車税は、購入した翌月から自動車税が発生します。
例えば、6月30日に購入した場合、翌年の自動車税は7月~3月までの9ヶ月分支払わなければなりません。しかし1日待って、7月1日に購入した場合、翌年の自動車税は8月~3月までの8ヶ月分となり、1ヶ月分節約できるんです。
今の車を高く売って、購入資金の原資にする
新車、中古車とも車を購入する際に、ディーラーや中古車屋さんで下取りも頼むことが多いと思います。一旦、査定したものの大した金額にならないことも多く、そのままズルズルと頼むケースが多いかと思います。
そんな場合は、購入先での査定を頼む前に、ネットでの一括査定サービスを利用して、自分の車の査定額を知った上で、ディーラーや中古車屋さんと下取り価格を交渉することを強くオススメします。
もし、購入先の下取り価格が高ければそのまま頼めばよいですし、ネットでの査定額が高いのでしたら、わざわざ購入先で下取りしてもらう必要はないですよね。
一度、ネットでの一括査定サービスを試してみてください。カンタン入力、しかも無料です。自分の車の査定価格を知っておいて、損はありません。
まとめ
ローンを利用すれば、お金がなくても車を購入することは可能です。しがしながら車を所有すると、ガソリン代や駐車場代、保険料など様々な維持費が必要になります。
仮にローンを払うことができても維持費や経費などで生活が苦しくなる可能性もあるので、本当に車を維持していくことができるのか、本当に車を買う必要があるのかをしっかりと検討してから購入するようにしましょう。
・維持費には、毎月、毎年、数年ごとにかかるものがある
・銀行カーローンの場合は、車の名義は購入者
・ディーラーローンの場合は、車の名義はディーラー
・頭金を用意するとローンを組むのに有利
・中古車なら認定中古車がオススメ
・新古車ならほぼ新車なのに新車より安く購入できる
・軽自動車なら4月2日以降に購入
・軽自動車以外なら月末より月初に購入