イオン銀行カードローンの延滞

日本最大の小売業であるイオングループが展開しているイオン銀行。そのイオン銀行のカードローンは、イオンやイオンモールでお買い物をする主婦に、使いやすいと人気の商品です。

手軽で人気のカードローンですが、利用後は毎月返済する必要があります。とはいえ、返済日を忘れてしまったり、返済日にお金がなくて返済できないなんてこともあるかもしれません。

万が一延滞してしまった場合、どうなってしまうのか、延滞しないためにできることはあるのかご紹介します。

イオン銀行カードローンとは?

イオン銀行は、大型スーパーのイオンやイオンモール、系列会社のマックスバリューなどで知られている日本最大の小売業であるイオングループが設立した銀行です。イオン銀行は、イオングループの強みを生かして、ショッピングセンターなどの商業施設内に銀行窓口を設けており、一般の銀行と同じように対面でサービス提供。ショッピングのついでに気軽に窓口で相談することができます。

さらに、銀行の営業時間は通常、平日の9時~15時までとなっていますが、イオン銀行の店頭窓口は、土日祝日も含め9時~21時まで営業しているので主婦だけではなく、平日仕事で時間がないサラリーマンやOLにも人気です。そのイオン銀行ではローン事業に力をいれており、その一つがカードローンです。

イオン銀行のカードローンの最大の特徴は、銀行口座を開設しなくても利用できる点です。銀行カードローンの多くは、口座開設が必要になることが多く、口座を持っていない場合には口座開設の手続きをする必要があります。しかしながらイオン銀行カードローンでは口座不要で利用できるので面倒な書類の記入が必要ないんです。

延滞するとどうなる?

口座開設不要でショッピングのついでに手軽に申込することができるイオン銀行のカードローンですが、利用後には毎月返済する必要があります。

毎月きちんと返済すれば何の問題もありませんが、万が一返済期日までに返済できないとどうなってしまうのでしょうか?延滞した場合のリスクをご紹介します。

・遅延損害金の発生
・電話やハガキによる催促
・個人信用情報への登録
・強制解約

それぞれについてご説明します。

遅延損害金の発生

1日でも返済に遅れてしまうと、1日ごとに遅延損害金が発生します。

遅延損害金とは、延滞したことに対する罰金のことで、カードローンでお金を借りると利息がかかりますが、返済を延滞するとこの利息の他に、遅延損害金も発生してしまうんです。つまり、延滞をした場合返済しなければならないお金は、「元金返済分+通常利息+遅延損害金」となります。

遅延損害金は1日ごとに発生するので、延滞する日数が長引くほど遅延損害金も増えていきます。

遅延損害金がどのくらいか気になりますよね?

イオン銀行カードローンの遅延損害金は14.5%なので、仮に借入残高100万で、2日間延滞した場合と1ヵ月間(30日)延滞した場合いくらになるかというと・・・

2日間延滞した場合・・・100万円(借入残高)×14.5%÷365日×2日(遅延日数)=795円
30日間延滞した場合・・・100万円(借入残高)×14.5%÷365日×30日(遅延日数)=11,918円

2日間の延滞であれば1000円未満と少額ですが、1ヶ月延滞してしまうと1万円以上と、延滞日数が長くなるほど遅延損害金が膨らんでいくのがわかると思います。

返済を延滞すると、この遅延損害金をもともと返済するはずだった返済額+利息に加えて支払うことになります。返済を延滞しなければ、支払わなくて済んだお金なので、余分な支払いを発生させないためにも、延滞には注意しましょう。

電話やハガキによる催促

返済日までに返済できないと、イオン銀行から催促の電話がかかってきます。強引に催促されることはないのですが、電話に出ない場合には、ハガキでの催促が行われます。

万が一ご家族に内緒でカードローンを利用されている場合には、催促のハガキでバレてしまう可能性も出てくるので注意しましょう。電話やハガキによる催促があっても延滞し続けていると、次は督促状が送られてきます。

督促状に記載されている期日に返済が確認できないと、場合によっては裁判所に訴えられ、強制執行といって財産を差し押さえされる可能性もでてきます。

催促や督促を無視し続けると「悪質」だと判断されてしまい、強制執行といった対処をされる可能性があるということを覚えておきましょう。

個人信用情報への登録

借入・返済などの取引状況には、返済や延滞の履歴も含まれており、1日でも延滞すると延滞したことが記録されます。延滞情報が登録されていると、延滞回数や延滞日数が多いほど申込者の信用度は低くなり、審査に通るのが難しくなります。つまり、将来もしイオン銀行カードローン以外のカードローンやクレジットカード、住宅ローンや自動車ローンなどに申込をしても、延滞情報があると審査に通るのが難しくなってしまうんです。

そんな状況になるなら、延滞情報を登録しないでほしいと思いますよね?

しかしながらそれは無理なんです。カードローンなどの申込書の利用規約には、その会社が加盟する信用情報機関に情報を登録する旨が記載されています。つまりカードローンなどを利用するのであれば必ず登録されることになるんです。

強制解約

返済期日に返済しないと返済能力が低いと判断され、返済する意思がないとみなされると最悪の場合、強制解約となります。強制解約とは、イオン銀行側からカードローンを一方的に解約されることで、解約時に借入残高の全額を一度に返済しなければならなくなります。

また、強制解約の情報も信用情報機関に記録されます。しかも、強制解約の場合は、単なる記録ではなく金融事故として記録されます。信用情報に金融事故の記録があると、ローンやクレジットカードなどの審査には一切通らなくなるので、非常に注意が必要です。

金融事故とは

金融事故という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、具体的にどのような内容なのかわからない方もいらっしゃるとおもうので、どのようなものかご紹介します。

金融事故とは、お金に関する契約(カードローンや住宅ローン、クレジットカードなど)に何らかの悪い情報が発生した場合に、該当する金銭契約に異なった動きが起きたことを言います。

金融事故にはどのようなものがあるのか、その代表例をご紹介します。

種類 内容
長期滞納
(3ヶ月以上)
各種ローンの支払期日から61日(3ヶ月)目までに返済されない場合は長期滞納として登録されます。
代位弁済 銀行カードローンは必ず保証会社と契約をしており、利用者が返済不能に陥った場合に、保証会社から利息を含めた借金全額の返済を受けます。これを代位弁済と言います。

代位弁済した保証会社が銀行から利用者の債権を譲り受け、債権回収を行います。保証会社が代位弁済するのは長期滞納があった場合なので、金融事故の順番としては長期滞納→代位弁済となります。

強制解約 利用者が延滞を繰り返すなど利用規約に著しく違反した場合は、強制的に会員資格を失います。
債務整理 債務整理には以下の4つの方法があります。いずれも金融事故として登録されます。
特定調停 個人で裁判所に申立てをし、裁判所が金融機関に対し借金の軽減や将来支払う利息のカットを求める手続き。
任意整理 裁判所を通さずに弁護士や司法書士などの法律の専門家が金融機関に対し借金の軽減や利息のカットを求めるもの。
自己破産 財産がないために支払いできないことを裁判所に認めてもらうことによって、法律上借金の支払い義務を免除されること。

基本的に財産はすべて処分しなければならない。

個人再生 借金の返済が困難であることを裁判所に認めてもらい、減額された借金を分割で返済すること。

自己破産と違い、財産を処分する必要はありません。

中でも、自己破産は最も重大な金融事故として扱われます。そのほかにも、携帯電話料金の滞納や、奨学金の滞納なども金融事故として登録されるので注意しましょう。

延滞すると様々なリスクが発生してしまうのがお判りいただけたかと思います。それらのリスクを回避するには、延滞しないことがとても大切です。延滞しないためにはどうしたらいいのか、延滞しないための対策をご紹介します。

延滞しそうになったら起こすべき行動

延滞すると信用情報に傷がついたり、金利より高い延滞損害金が発生します。とにかく延滞しないことが大切なので、延滞しそうになったらどんな行動を起こせば良いのかまとめました。

・ イオン銀行に連絡する
・ 家族にお金を借りる
・ ATM返済の場合は今すぐ返済額を確保
・ 不用品を売却
・ 日払いバイトをする

イオン銀行に連絡する

延滞しそうだとわかった時点でイオン銀行カードローンへ連絡をしましょう。

返済日に支払いができそうにないことを相談し、いつまでに支払いをするかや、今回は利息のみで良いという提案など話をすることができます。「支払う意志はある」ということを伝えなければなりません。返済日に支払えないと相談していきなり怒鳴られるようなことはありません。親身になって聞いてくれます。

事前連絡が望ましい

返済日を過ぎるとイオン銀行から連絡が来ます。

そこで「いやちょっと・・・」と支払えないことを伝えるよりも、返済日前に事前に連絡しておいた方が相手の心象もよくなります。イオン銀行からの連絡を待っているのでは「こっちが連絡しなかったらどうするつもりだったんだろう?」とも思われかねません。

支払いが難しそうだと分かった時点で連絡を入れましょう。

いつなら支払えるか具体的に伝える

相談の仕方ですが、なるべくいつであれば支払えると具体的に伝えましょう

いつ支払えるか分からないけど・・というスタンスで連絡すると向こうも困ってしまいます。給料日まで支払いを待って欲しいということや、日払いバイトをする予定なのでいつまで待って欲しいと伝えておきましょう。それよりも早く支払えるのは問題ありませんし、確実に支払える日を提示しておくのがベストです。

延滞損害金は発生する?

支払日を猶予してもらっても、延滞損害金は発生します。延滞損害金は日割り計算で14.5%加算されます。猶予してもらったら個人信用情報に延滞として記録されないことはあっても、延滞損害金が免除されることはありません。

家族に借りる

家族にお金の心配をさせるのは心苦しいですが、延滞して将来に影響を与えるよりは家族に借りて支払いに間に合わせましょう。

家族に借りるのであれば金利もかかりませんし、イオン銀行はそこまで月々の返済額も多くないので、家族に負担がかかり過ぎることもありません。家族にお金がないと思われるのは嫌かもしれませんが、返済ができないよりもずっとマシです。

イオン銀行カードローンの返済額はいくら?

イオン銀行カードローンの返済額は、前月末日までの借入額によって決まります。

例えば10万円〜20万円以下であれば5000円で、50万円〜100万円以下は15000円です。限度額が50万円で50万円いっぱいに借りている人が15000円が返済額になるので、家族に借りたり、日払いバイトや不用品の売却をすることで、用意できない金額ではありません。

ATM返済の場合は今すぐ返済額を確保

イオン銀行の約定返済日は20日です。

口座振替の人は20日に振替がありますが、ATM返済の人の場合は1日〜20日までに支払いをすれば良いのです。ですので、月初にこのままでは支払いが難しいのではないか?と思ったらすぐにお金を確保して支払いを行って下さい。取っておこうとしても使ってしまいます。

21日〜月末に支払うと任意返済となり、約定日に再度支払いが必要となるので注意して下さいね。

不用品を売って返済に充てる

なんとしてでもお金を用意するためには、不用品を売るのも1つの方法です。

特に、ブランド品が手元にあり、あまり使用していないのであれば、無料査定に出してみましょう。ブランド品以外でも何かお金に変えれそうなものは査定に出して、いくら現金化できるかチェックしてみましょう。

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まとめ

イオン銀行が展開するカードローンは、最高金利が13.8%と大手銀行カードローンの中でも比較的低金利な点が魅力です。自動引き落としによる返済は、返済に行く手間がなく便利ですが、口座残高が不足すると自動引き落としされず、気づかずに延滞してしまう場合もあるので注意が必要です。

延滞すると、最悪の場合は強制解約となり、借入金額全額の一括返済を求められたり、金融事故として信用情報に登録されてしまいます。このようなリスクを避けるためにも、延滞しないことがとても大切です。

・イオン銀行カードローンは大手銀行カードローンの中でも低金利
・返済方法は、毎月1度の自動引き落としもしくはATMからの返済
・返済日当日23時59分まで返済可能
・延滞すると遅延損害金が発生
延滞情報は個人信用情報に記録される
・個人信用情報は、信用情報機関にて管理されている
延滞させないためにも、親に借りたり、バイト、不用品の売却等も行う