手元に使っていないオレンジカードはありませんか?

「使うのが面倒」、「JRは使わない」という方は、ぜひ、そのオレンジカードを現金化しましょう。ほとんどの金券ショップでオレンジカードの買い取りをしてくれますが、各ショップで換金率や取り扱い額面などに差があります。

少しでも高く買い取ってもらうためには、事前に下調べをしてから行くことが必要です。今回は、オレンジカードの売却方法やおすすめのショップなどについてご紹介します。

高額買取されるオレンジカード

販売は終了していてもまだ使えるオレンジカード。使えるうちに積極的に使ってしまおうと思った方、JRはほとんど使わないから金券ショップに売って現金化しようと思った方、ちょっと待ってください。実は、オレンジカードの中でも高額買取してもらえるカードもあるんです。

どのようなカードかと言うと・・・ズバリ、「コレクターに売れるカード」です。具体的には、以下のようなカードです。

・広告入り
・業務用の窓口販売されたもの
・国鉄分割民営化後に販売されたもの

他にも、企業やアイドル、コミックものもコレクターの収集対象となっており、高い金額で売れる可能性があるんです。

自宅に眠っているオレンジカードを使おう&手放そうと思っている方は、一度確認してみることをおすすめします。

高額買取されるカードにはどんなものがあるか

具体的にどのようなカードがいくらくらいの値段で買取されているのか、首都圏を中心に店舗展開しているリサイクルショップ駿河屋の買取価格を参考にいくつかご紹介します。

カード名 種類 買取額
うる星やつら(高橋留美子) 週刊少年サンデー抽選プレゼント オレンジカード1000 5,000円
ときめきメモリアル[台紙付き] Merry Christmas 藤崎詩織 オレンジカード500 2,500円
銀河鉄道999(松本零士) メーテル オレンジカード3000 2,000円
劇場版 ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 裂空の訪問者 デオキシス」 ポケモン・スタンプラリー2004 開催記念 オレンジカード1000 2,000円
White Angel JR九州・長崎 石田ひかり オレンジカード1000 1,800円
聖飢魔II展 祝・解散 地球征服ありがとう記念 オレンジカード1000 1,700円
原田知世 オレンジカード1000 1,400円
JR九州 GO! MIYAZAKI 酒井法子 オレンジカード1000 1,300円
石原裕次郎 オレンジカード1000 1,300円

オレンジカードの換金率は90~95%

オレンジカードは、ほとんどの金券ショップで買い取りをしてくれます。気になるオレンジカードの換金率は、概ね90~95%。以前は換金率が98%以上のショップもありましたが、2019年現在は各ショップともそれほど大きな差はないです。

わざわざお店に出向くにも交通費がかかるので、換金率だけにとらわれず、その点も考慮して買い取り店舗を吟味しましょう。

店舗での買い取りは額面に対して90~95%での買い取りとなりますが、額面以上で売りたい場合におすすめなのがヤフオクやメルカリといったオークションやフリマアプリです。

オレンジカードは、テレホンカードなど他のカード同様、コレクターがいるので、人気のものやレアものは高額で売れるチャンスがあります。店舗で買い取りをしてもらう前に、ヤフオクやフリマアプリに出品してみましょう!

額面以上で売れない場合は「オレンジカードは買い取りに出すのではなく、自分で使うのが一番元が取れる」ということになります。地域や交通事情によっては、使用する機会がないという方もいると思いますが、JRを利用する方はご自分で使うことをおすすめします。

オレンジカードは今でも購入できるの?

オレンジカードとはJRが国鉄だったときに売り出した、プリペイドカードのことです。切符の購入や精算時に使うことができます。

オレンジカードは1985年から販売開始され、2013年3月31日に販売終了されましたで、今は新規購入できません。ただし、現在も引き続きJR各社で利用が可能です。

種類

オレンジカード額面には、以下の種類があります。

・500円
・1,000円
・3,000円
・5,000円
・10,000円

当初は5種類のカードが販売されていましたが、カードの偽造が頻発したことを受けて、1997年、5,000円と10,000円のオレンジカードが販売停止。また1998年、5,000円と10,000円のオレンジ―カードは使用も不可能になりました。

その後、全カードの販売が2013年に終了となりました。

ヤフオクやメルカリで売るメリットとは

金券ショップなどで買い取ってもらう場合、換金率は額面の90~95%となるのが一般的。しかし、ヤフオクやメルカリでは、プレミアムが付いたオレンジカードなどが高額取引されています。

鉄道マニアやアイドルのファンなど、オレンジカードにも根強いコレクターがいるので、驚くような高額が付くことがあります。金券ショップに持って行く前に、一度、ネットに出品してみましょう。

ヤフオクに出品する際、以前はプレミアム登録が必要でしたが、2019年現在はプレミアム登録が不要になり、より簡単に出品できるようになっています。

ヤフオクもフリマアプリも出品料は無料ですが、取引が成立すると販売手数料が売り上げから差し引かれる点は、ご注意ください。

オレンジカードの買い取りができないケース

オレンジカードは、基本的に未使用でしたら買い取りをしてもらえますが、中には買い取りをしてもらえないものも。例えば、折れ曲がっていたり、切れたり欠けたりしている場合などです。未使用に限りますので、一度、使用して穴が空いているものや使用済みのカードは買い取りが不可能となります。

ただし、ヤフオクやメルカリでは、使用済みのものでもマニアが欲しがるようなプレミアム付きのものは、売れる可能性もあります。

まとめ

オレンジカードは、JR各社で利用できる磁気式のプリペイドカードで、JRがまだ国鉄だった1985年に関東圏の主要駅で発売が開始されました。その後全国で発売され、ピーク時には年間300億円を超える売り上げがあり、収集ブームも起きました。

2013年3月31日をもって販売は終了しましたが、有効期限はなく現在でも利用可能です。
JR各社にて払い戻しは行っておらず、現金化したい場合には金券ショップで買取してもらうという方法があります。

カードのデザインによってはコレクターが収集しており、額面より高く買取りしてもらえるカードもあるようなので、自宅に眠っているオレンジカードがある場合は、どんなカードがあるか一度チェックしてみましょう。

・略称オレカ。JR各社で利用できるプリペイドカード
・1985年発売、2013年発売終了
現在でも利用可能。有効期限はなし
・独自の絵柄を印刷するオリジナルオレンジカードも発売と同時に開始
・当時プレミア価格で取引されたカードもある
オレンジカードの金券ショップでの換金率はおおよそ90%~98%
現在でも額面以上の値段がつくカードもある