銀行系のローンは金利も低く、お金が必要な時に利用するのに大変便利です。楽天銀行のスーパーローンも金利が年率1.9%〜14.5%と、低い設定になっています。
毎日の生活の中でまとまったお金が必要になる時ってありますよね。だから契約中のローンで増額希望ができると思って申請してみたけれど、落ちてしまった・・・なんで落ちてしまったのかわからない・・そんな人も多いですよね。
実は増額審査に落ちるのは原因があるのです。次回増額審査を依頼し同じ繰り返しにならないためにも、これから増額申込をする時に審査落ちしないためにも、ぜひ原因と解決策を参考にして下さいね。
増額審査に落ちた原因は?
増額審査に落ちる原因はいくつかあります。
増額審査は新規で申込をする時の審査よりも厳しいとも言われています。増額審査ではこれまでの返済状況など「信用」が重視されるからです。増額審査に落ちるのは、どのような原因があるのかご紹介していきます。
・ 延滞が多い
・ 金融事故を起こしている
・ 在籍確認が取れない
・ 属性の状況が悪化した
・ 他社からの借入が増えた
などが主な原因と考えられます。
契約してからまだ間もない
増額の申込を契約してからまだ間もない時期に行うと、高確率で審査に落ちます。
契約してまだ間もない時期は、その人が本当にきちんと支払いをする人なのかどうかがまだまだ分かりません。そして、この間ローンの契約をしたばかりなのにもうお金が必要なのか?返済能力がないのではないか?と思われてしまいます。少なくとも最初の契約から半年以上は経過して申込みましょう。
延滞が多い
延滞が多いのも増額審査に落ちる原因になります。
楽天銀行のスーパーローンの支払いだけでなく、他のクレジットカードや携帯電話料金の延滞も把握されているので、楽天ローンだけはきちんと支払っているから大丈夫というわけにはいきません。携帯電話はスマホの機種代金を分割にしている場合は、立派なローン扱いになるのです。
もちろん、他の支払いは延滞しながらも楽天ローンは延滞なく支払っている場合、増額審査に通るかもしれませんが、多くの場合は他の支払い状況も確認されトータルで判断されます。
金融事故を起こしている
金融事故とは、3ヶ月以上の延滞やクレジットカードの強制解約、自己破産など、よくブラックリストと言われるものです。これらの情報は個人信用情報期間に記録されていますので、楽天銀行も見ることができます。
最近では奨学金や携帯電話の滞納も問題になっていますが、これらの滞納もしっかりと個人信用情報に載るので、実は自分がブラックリスト入りしていたということもあります。
楽天銀行が利用している個人信用情報機関は?
個人信用情報機関はいくつかあり、クレジットカード会社やカードローン会社、銀行が利用しているもの様々です。楽天銀行が利用している信用情報期間は「株式会社日本信用情報機構(JICC)」「全国銀行個人信用情報センター(JBA)」「株式会社シーアイシー(CIC)」の3つです。JBAは主に銀行が加盟する情報期間で、これらを利用して個人の信用情報に問題がないかを確認しています。自分の個人信用情報がどのような状態なのかは、信用情報機関に開示請求することで分かります。
在籍確認が取れない
増額審査の場合、在籍確認が行われない場合もありますが、ほとんどの場合は在籍確認が行われます。特に最初に契約した時と勤務先が変わっている場合は、在籍確認は必須です。その在籍確認が取れないと審査を通過することは難しいです。
最近では派遣社員の場合は在籍確認が取りにくくなっていて、派遣元に連絡しても「個人情報のためお伝えできません」と言われるケースもあります。派遣社員の人の場合は、クレジットカードの関係で電話がかかってくる可能性があると伝えておくと良いでしょう。電話がかかった時に不在でも問題ありません。
年収が下がったり、雇用形態が変わった
年収が下がったり、雇用形態が正社員から契約社員やパートに変わったという場合も落ちる可能性があります。審査ではスコアリングと呼ばれる点数方式を取っていて、点数が高いほど審査に通りやすくなります。
安定しているという点から、パートやアルバイトよりも正社員、中小企業の社員よりも公務員の方が点数が高くなります。ですので、契約時よりも年収などが下がっていたら返済能力が落ちたのではないかと見なされます。
他社からの借入が増えた
他社から借入を行なったのも個人信用情報期間に問い合わせれば分かります。
他社からの借入が増えたのに、増額してもきちんと返済ができるのだろうか?と考えるのが貸す側です。他社借入が3社以内であれば問題ないようですが、あまりに多すぎると審査にも影響が及びます。住宅ローンや奨学金、クレジットのショッピング枠は他社借入に含まれません。
個人情報が変わっている
契約中に勤務先や自宅、電話番号など個人の情報が変わった時にはその都度連絡をしなければなりません。電話番号が変わったのに連絡がなかったり、住所が変わったのに知らせてなかった場合、貸す側からすると返済せずに逃げられてしまうのではないかとさえ考えてしまいます。
普段から良好な関係を保つためにも、その都度連絡しておくことが大切です。増額審査の際に初めて知らせるのでは、相手の心象が悪くなりかねません。
増額審査に落ちた場合の解決策は?
増額審査を申し込んでも落ちてしまった時はどうすれば良いのでしょうか。
今と同じままでは将来的に再度増額申込をしたとしても、審査に通らない可能性もあります。今回審査に落ちてしまって思い当たる原因があれば改善していき、思い当たる原因がない場合は解決策の中から一つでも多く実践してみて頂ければ、今後の増額審査に通る可能性が高くなるはずです。
半年以上は申込しない
増額審査に落ちてしまってやりがちなのが、しばらくしてまた申込をすることです。
楽天銀行スーパーローンでは、半年以内に再度申込はご遠慮くださいと注意喚起されています。つまり、今回落ちた場合は半年以内に増額できる可能性はないということです。属性を良くしたり、延滞をしないようにして着々とクレヒス(クレジットヒストリー)、つまり、信用、を積み重ねていきましょう。
状況を良くする
現在パート・アルバイトの人は正社員、勤続年数がまだ少ない人は長く勤められるように自分の状況を良くするように努めましょう。状況を良くすることは楽天ローンのためだけではなく、将来住宅ローンや自動車ローンを組む時のためにも役立ちます。
延滞しない
楽天ローンはもちろんのこと、クレジットカードや各種ローン、携帯電話の料金などあらゆるものの支払いをきちんとすることが大切です。1、2回の滞納で大きなマイナスポイントとはなりませんが、3ヶ月連続の滞納や2ヶ月以上滞納したといった記録は大きなマイナスになります。
どうしても延滞しそうだという場合には、事前にカードローンの会社やクレジットカードの会社に相談してみるのも一つの方法です。延滞記録が免除になるかはわかりませんが、延滞する前に相談してみましょう。
個人情報の変更があればすぐに連絡する
住所や勤務先、連絡先が変わったらすぐに連絡するようにしましょう。もちろん電話ではなくweb上で手続き可能であればweb上での手続きでも構いません。何かあれば連絡をくれる誠実な人と認識された方が、優良な関係性を保てます。
特に、年収がアップしたとか、昇進した、契約社員から正社員になった等の良い情報は必ず連絡するようにしましょう。スコアリングがアップします。
増額の申請方法について
楽天銀行スーパーローンでは、限度額は自動的に上がることはありません。
増額したい場合は、自分で申請をするか、楽天銀行から増額の案内が来るまで待つかの2通りです。
自分で増額申請
自分で増額の申請をする場合は、以下の2つの方法があります。
・会員サイトの「メンバーズデスク」から申請手続きをする
・楽天銀行カードセンターに電話をして申請する
申請する際には、最低限以下の2つの条件を満たしている必要があります。
・新規利用開始から6ヶ月以上以上経過している
・前回の増額審査より6ヶ月以上経過している
楽天銀行スーパーローンの増額の申込は、いつでもできるわけではありません。上記のように初回契約もしくは前回の増額審査から6ヶ月以上経過している必要があります。
6ヶ月経過していない場合は、メンバーズデスクの増額申請ボタンは押せないようになっていますし、また電話で申込をしても「〇月〇日以降に再度お申し込みください」と案内されます。
楽天銀行からの増額案内
一定の利用実績があると、楽天銀行から増額の案内がくる場合があります。
楽天銀行スーパーローンでは定期的に自動審査が行われており、この審査で増額可能と判断された利用者に増額案内のメールや電話をします。案内がくる基準については公開されていないので一概には言えませんが、延滞を繰り返していると案内がくることはないことは確実なので、増額をお考えの方はきちんと返済するように気を付けましょう。
人によっては前回の審査から6ヶ月経過していなくても増額案内がくることもあるようです。
限度額が高いほど金利は安くなる
楽天銀行のローンは、限度額が上がるほど金利が安くなるシステムです。
金利は年率1.9%〜14.5%で、限度額は800万円なのですが、一番高い金利は限度額が100万円以下の場合に適用されます。最高限度額の800万借りる場合は、1.9%〜4.5%の金利が適用されます。
詳細な金利は楽天銀行が決定しますが、限度額が上がるにつれて金利も下がるので、複数の会社で借入を行なっている場合は楽天銀行で増額して借入をまとめるのも賢い方法です。
また、もし増額申請に落ちてしまった場合、30日間無利息サービスがあるプロミスでの借入も検討してみてください。ただし、プロミスには総量規制があり、年収の3分の1までしか借り入れができないので、その辺りは注意が必要です。
まとめ
楽天銀行のローンは銀行系のローンなので、金利も安く安心感もあります。その分慎重にしっかりと審査されますので、残念ながら増額審査に落ちてしまうかもしれません。多くの会社では審査基準は明かされておらず、審査に落ちても理由を教えてもらえることはありません。ですが、審査に落ちる理由の多くは今回ご紹介したものです。
今回落ちてしまった人、これから増額の申込をしようとする人は原因と解決策を参考にしてみてくださいね。
・ 楽天ローンだけでなく他の支払いの延滞が多い場合は要注意
・ 金融事故を起こしたり、他社借入が増えた場合は審査が通りにくい
・ 増額申込は在籍確認あり。確実に取れるようにしておく
・ 属性が変わった場合はすぐに連絡する
・ 増額審査で否決されたら半年以上は増額申込しない
・ 限度額が高いほど金利は安くなる