りそな銀行カードローンの延滞

りそな銀行のクイックカードローンは、低金利かつ銀行からお金を借りるという安心感で人気のカードローンです。

カードローンはお金を借りるとても便利なサービスですが、毎月返済があります。返済があるとわかっていても返済日を忘れてしまったり、返済日にお金がなくて返済できないなんてことももしかしたらあるかもしれません。

万が一延滞してしまった場合、どのようなリスクがあるのか、また延滞しないようにするにはどのようにどのようにしたらいいのかご紹介します。

りそなクイックカードローンとは?

りそな銀行のカードローンの最大の特徴は、最高金利が12.475%と大手銀行カードローンの中でも低金利です。りそなのカードローンには、プレミアムカードローンとクイックカードローンがあります。プレミアムカードローンは、借入限度額が高いカードローンでステータスが高い人向けの商品になるので、その分審査が厳しくなります。

一方で、りそなクイックカードローンは、少額融資でも低金利で利用でき、プレミアムカードローンよりも審査が厳しくなく、年収・勤続年数は不問と公式ホームページにも記載されているので、パートやアルバイトの方にもオススメなカードローンです。

遅延と延滞の違い

遅延と延滞、どちらも遅れるという意味で大きな違いはないと思いがちですが、実は金融業界では全く別の言葉として使われているんです。

遅延・・・短期的な遅れ
延滞・・・返済日から61日以上または3ヶ月以上の返済遅れ

このように、どの位返済が遅れているかによって使い分けています。ただし、数日返済に遅れたから遅延扱いだろうと思い込むのは危険です。遅延を何度も繰り返すと、信用度が下がり最初から延滞扱いされることもあります。

延滞した場合どうなるか

遅延と延滞の違いは分かっていただけたかと思います。

では実際に、長期間にわたってお金を返すことができず延滞してしまった場合、どうなるのでしょうか?延滞すると下記のようなリスクが発生します。

・電話や文書による催促
・カード・サービスの利用停止
・遅延損害金の支払い
・信用情報機関への記録
・限度額の引き下げや強制解約

それぞれについて詳しくご説明します。

電話や文書による催促

りそな銀行カードローンの返済日は毎月5日(休業日の場合は翌営業日)となっているので、6日には電話があると思っておきましょう

電話の内容は下記の2点です。

・新しい返済期日
・遅延損害金を含む返済金額

強引に催促されることはないので安心してください。新しい返済期日に返済されない場合は、翌営業日に再度電話があります。電話に出ない場合には、文書での催促が行われます。

この時点できちんと返済すればいいのですが、りそな銀行からの催促を無視し続けると、りそな銀行から債権を譲渡された会社が回収業務を行うことになります。基本的には債権は保証会社に移ることになるので、りそな銀行ではなく保証会社であるオリックス・クレジットが回収業務を行います。

りそな銀行よりも催促が厳しくなり、場合によっては督促状が送られてきます。この督促状も無視し続けると、裁判所に訴えられ、場合によっては強制執行される可能性もあります。

カード・サービスの利用停止

りそな銀行カードローンでは、1日でも返済に遅れた時点でカード・サービスの利用が停止されます。滞納分と遅延損害金を返済するまで利用することはできません。カードが停止されると、限度額に余裕があっても追加融資を受けることができなくなり、また、オートチャージ(自動融資)機能も停止されます。

遅延損害金の支払い

1日でも返済に遅れると、遅延損害金が発生します。

カードローンでお金を借りると利息がかかりますが、返済を延滞するとこの利息の他に、遅延損害金も支払う必要があります。延滞する日数が長引くほど遅延損害金も膨らみます。

りそな銀行カードローンの遅延損害金は14%なので、仮に借入残高100万で、2日間延滞した場合と1ヵ月間(30日)延滞した場合、遅延損害金がいくらになるかというと・・・

2日間延滞した場合・・・100万円(借入残高)×14%÷365日×2日(遅延日数)=767円
30日間延滞した場合・・・100万円(借入残高)×14%÷365日×30日(遅延日数)=11,507円

このように、延滞日数が長くなるほど遅延損害金も高くなります。

信用情報機関への記録

信用情報機関には、利用者の個人情報の他、利用実績が記録されおり、利用実績には返済履歴や延滞情報も含まれます。1日でも支払いを延滞すると延滞したことが記録され、延滞回数や延滞日数が多いほど信用度は低下します。しかも、この延滞情報や返済履歴は完済から5年まで信用情報機関に記録が残ります

もし将来、りそな銀行クイックカードローン以外のカードローンやクレジットカード、住宅ローンや自動車ローンなどに申込をしたいと思っても、審査に通るのがかなり難しくなってしまいます。

限度額の引き下げや強制解約

返済期日に返済しないと、返済能力が低いと判断される可能性が高くなります。返済能力が低いと判断されてしまうと、限度額の引き下げが行われます。

さらに、返済する意思がないとみなされると最悪の場合、強制解約となります。強制解約とは、りそな銀行側からカードローンを一方的に解約されることで、解約時に借入借入残高の全額を一度に返済しなければならなくなります

しかも強制解約となると、この情報も信用情報機関に記録されます。強制解約の場合は、単なる履歴ではなく、金融事故として記録されます。信用情報に金融事故記録があると、ローンやクレジットカードなどの審査には一切通らなくなるので、非常に注意が必要です。

金融事故とは

強制解約の他にも個人信用情報機関に金融事故として登録される情報があります。その情報と登録期間は下記のようになっています。

金融事故の内容 登録期間
長期延滞(2~3ヶ月以上) 1~5年
代位弁済 5年
債務整理(自己破産・個人再生) 5~10年
強制解約 5年
貸付自粛依頼(協会停止) 5年(本人の意思で取り消すことが可能)

これまでも上記でご紹介したように返済を延滞すると様々なリスクが発生してしまうので、延滞しないことがとても大切です。延滞しないためにどうしたらいいのか、延滞しないための方法をご紹介します。

ローンを延滞しそうになったらすぐにすべきことはこれ!

延滞せずに支払いたいけれど、毎日の生活の中でどうしても支払えないことってありますよね。そんな時、何もせずに延滞してしまうのはNGです。行動を起こせば延滞した時のダメージを最小限に抑えることができます。

・ りそな銀行へ連絡
・ 身内や知人にお金を借りる
・ 日払いバイトをする
・ 身の回りの不用品を売る

りそな銀行へ連絡

まず一番にすべきことはりそな銀行へ連絡し、振替日に支払いが難しいことを伝えることです。

延滞するのはマイナスポイントですが「きちんと連絡する人」という印象は持ってもらえます。りそな銀行とはいつまでに支払えるかなどの話をしますが、今月は利息のみで良いと言ってもらえる可能性もあります。

毎月の返済額は、利息+元金ですが利息だけの支払いだと大幅に返済額が減ります。

事前連絡がベスト

延滞するかもしれないと分かったら、すぐにりそな銀行へ連絡を入れて事情を説明しておきましょう。支払う意思があることをきちんと伝えることが大切です。

支払いが遅れるとりそな銀行から連絡が来ますが、そのときに「実は・・・」と事情を話すよりも早めに連絡をしておくと少しでも誠意が伝わります

遅延損害金は発生する

りそな銀行に連絡し例えば1週間後まで支払いを待ってもらえることになっても、遅延損害金は発生します。

事前連絡の上で延滞した場合は、個人信用情報機関に登録しないでおいてくれますが、遅延損害金をストップすることはできません。

身内や知人にお金を借りる

身内や知人にお金に困っていることを知られたくないという人は多いと思いますが、背に腹はかえられないので、貸してもらえないか頼んで見ましょう。身内や知人であれば無利子か利子があっても安くしてくれるでしょう。心配や迷惑をかけますが、一番すぐにお金を用意できる方法です。

▼その他、こちらにて特集しています。

まとめ

りそなクイックカードローンは、毎月1度指定口座からの自動引き落としで返済するのですが、1日でも返済に遅れるとその時点でカードやサービスの利用が出来なくなってしまいます。延滞すると、様々な影響があり、延滞しないように注意が必要です。

返済日に返済できないとわかった時点ですぐにりそな銀行に連絡を入れましょう。また、毎月の返済額が高く返済が厳しい場合には、その旨をりそな銀行に伝えれば返済計画を見直すなどの相談に乗ってくれますよ。

・りそな銀行カードローンは、大手銀行カードローンの中でも低金利
・1日でも延滞するとカードやサービスの利用ができなくなる
・1日でも延滞すると遅延損害金が発生する
延滞情報は信用情報機関に5年間記録が残る
・延滞し続けると、限度額の引き下げや強制解約される場合も
強制解約された場合は金融事故として5年間記録が残る
金融事故の記録があるとローンやクレジットカード審査は通らない
・日雇いバイトや不用品の売却等、遅延させない行動が大事