葬儀費用

ご家族が亡くなった時に必要になるのが葬儀ですが、悲しみもありどうしたら良いのか分からないことは多いのではないでしょうか。そんな時でも葬儀社に依頼すれば様々なサポートが受けられるために安心です。

しかしながら、葬儀の規模によっては葬儀社への費用が大きくなることもあるようですし、なるべく葬儀費用を抑えたいところです。

そこで葬儀費用の相場や葬儀費用を抑える対処方法をご紹介していきます。葬儀費用が気になる方は参考にしてみて下さい。

葬儀費用はどの位かかるの?

葬儀費用の内訳は?

葬儀費用は大まかに分けて、固定費と変動費があります。

必ず費用が発生するもの(固定費)

祭壇、棺、写真、会葬礼状、ドライアイス、仏菓子・果物、ローソク、線香、寝台車、霊柩車、などです。

これらは、葬儀社によって内訳が異なるため、見積もりを出して貰う時に良く確認しておきましょう。追加費用についても質問しておくと良いです。

葬儀参列者の人数により変わるもの(変動費)

お通夜式や告別式での料理代や飲食代、配膳料、返礼品代などがあります。葬儀参列者の方の人数が多いほど費用は上がるのが基本です。

全国の平均葬儀費用

一般的な葬儀形式の費用は規模の他、地域によっても異なります。

首都圏は高い傾向が、地方では安い傾向が見られますが全国平均はおよそ90万円と言われているのです。他にも宗教者への謝礼として45万円ほどの負担が必要となります。

葬儀社への費用は葬儀終了後、1週間ほどで支払するケースが多いです。半分だけ支払する、分割払いするなどの対応が受けられる葬儀社があるため、大きな費用を1週間の間に準備できない時は相談すると良いでしょう。

家族層や直葬を利用する

葬儀の費用を抑えたい時には葬儀の規模を抑えるという対処方法があります。家族葬や直葬といった葬儀形式であれば、一般的な葬儀形式より規模を小さくすることが可能です。

家族葬を選ぶ

家族葬は親族や親しかった友人など、参列者を絞る形式の葬儀です。葬儀の規模が大きくなると故人とのお別れより、形式のほうが重要視されることがありました。

しかし家族葬では故人とのお別れに重点を置けるようになります。形式に左右されることが少ないため、遺族の希望に合った葬儀にできるメリットもあるのです。

一般的には参列者30名以内を家族葬と呼んでいますが、お通夜式と告別式と両方執り行う点では一般的な葬儀形式と同じとなっています。亡くなった直後は考えがまとまらないでしょうが、どの親族まで、どの友人まで参列して頂くのか決めておくことが必要です。

葬儀社や参列者の人数、地域にもよりますが、家族葬の全国平均費用はおよそ57万円と言われています。一般的な葬儀形式の全国平均よりも大幅に葬儀費用を抑えることが可能です。

直葬を選ぶ

直葬ではお通夜式と告別式を省き、そのまま火葬へと進む葬儀形式となっています。近親者だけで一般の参列者は呼ばないのが基本となっており、挨拶などに追われることがありません。直葬の全国平均費用はおよそ20万円と言われており、葬儀の規模が小さいために家族葬よりも葬儀費用を抑えられるようになります。

家族葬や直葬の注意点

参列者の人数が多い葬儀では費用がかかっても頂ける香典の分だけ総額が少なくなります。しかし参列者の人数が少ない家族葬の場合は香典も少ないため、場合によっては総額が高くなる可能性があるのです。

葬儀に呼ばなかった親族から連絡が来ることがあるため、事前に家族葬や直葬を取り行うことを説明し、理解して貰うと良いでしょう。

市民葬や区民葬を選ぶ

市民葬や区民葬を選ぶ

葬儀費用を抑えたい時には市民葬や区民葬を選ぶといった対処方法もあります。市民葬や区民葬では自治体と葬儀社が提携し、地域住民の方に葬儀サービスを提供する形になっています。

市民葬や区民葬の葬儀費用は、直接葬儀社に依頼するより安いというメリットがあるのです。市民葬や区民葬を執り行っている自治体に住んでいれば利用できることが多くなっています。自治体によっては提供していないことがあるため、ホームページにて調べておきましょう。

市民葬や区民葬の注意点

市民葬や区民葬では葬儀費用が安く済む代わりに必要最小限となっています。必要最小限でも構わない場合なら問題ありませんが、足りない場合は追加費用が発生することがあるのです。希望の葬儀社があっても自治体と提携していなければ選べません。葬儀社の選択肢が狭くなる点にも注意したほうが良いでしょう。

給付金制度を活用する

給付金制度を利用し、葬儀費用を抑えるという方法もあります。故人が国民健康保険、後期高齢者医療制度などに加入していた時に受けられる制度です。加入している健康保険や自治体によって受けられる金額が異なるため、事前に調べたほうが良いでしょう。

・国民健康保険加入:葬祭費5万円から7万円給付
・後期高齢者保険加入:葬祭費3万円から7万円給付
・健康保険加入:埋葬料5万円給付
・国家公務員共済組合の組合員:葬祭費10万円から27万円給付

給付金制度の注意点

給付金を受け取りするには一定期間内に申請することが必要です。忘れると受け取りできないことがあるため、葬儀を執り行うことが必要になったら忘れずに申請しておきましょう。その他にも注意したいのが申請する時の必要書類です。

国民健康保険加入の場合は以下のような書類が必要になります。

・葬祭費支給申請書
・国民健康保険証
・葬儀社からの領収書
・認印などの印鑑
・口座振替依頼書

死亡診断書や埋葬許可証が必要になる自治体もあるため、どんな書類が必要なのか事前に問い合わせてから出かけると良いでしょう。

葬儀費用の比較見積をする

同じ葬儀形式でも葬儀社によって見積もりがバラバラのため、時間の許す範囲で葬儀社を比較して選ぶという方法があります。一般の方は高い見積もりを出されても、安いのかどうか分かり難いため、そのまま依頼することが多いです。そんな時でも見積もりを比較すれば高いのか安いのかが分かります。

葬儀社比較サイトを活用

一つ一つの葬儀社で見積もりを貰い、比較するのでは時間がかかり過ぎることがあります。そんな時に便利なのが葬儀社比較サイトです。葬儀社比較サイトには全国からたくさんの葬儀社が登録しており、何社分もの見積もりが分かります。インターネットとパソコンさえあればわざわざ葬儀社に出かけて見積もりを取る必要はありません。

インターネットで申し込みした後は各社から見積もりが届きますので、良く内容を比較しておきます。葬儀費用の他、地域や葬儀形式も併せて自分の希望に合った葬儀社を幾つか選ぶと良いでしょう。比較した結果、一番良いと思った葬儀社を選ぶことが可能です。

葬儀を依頼したいけどどの葬儀社が良いのか分からない時に便利です。全ての見積もりで納得できなかった場合は全てお断りしても構いません。

葬儀社比較サイトの注意点

インターネット上だけでは各社の対応の違いなどが分かりません。そのため葬儀社の選定が済んだら、葬儀について分からないことや不安なことを電話やメールで相談してみると良いでしょう。対応の良い葬儀社なら信頼感が高まります。

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葬式代金が発生。遺産相続で葬儀費用は支払できるの?

遺産相続で葬儀費用は支払できるの?

故人の方が財産を持っていた場合、遺産相続で葬儀費用を支払できるのか気になるところです。相続人が一人なら問題無いものの、相続人が複数存在する場合は誰が支払するのか分かり難いことがありました。一般的には葬儀の喪主が葬儀費用を負担することになっています

しかし被相続人が亡くなってから葬儀費用が発生する関係上、相続とは別です。相続とは別といっても葬儀の喪主一人で全て支払するのが難しい時は遺産相続で賄えないか考えるのではないでしょうか。
他の相続人が合意した場合、葬儀費用込みで遺産分割することが可能です。幾ら支払したのか明確にするため、葬儀社から貰った領収書は捨てずに保管しておく必要はあります。

ただ、遺産相続で賄えるとしても、一旦は立替払いが必要となります。そのような場合はどうしたらいいでしょうか。

お金を借り、立替払いする

立替払いすることによって生活に支障が出ることもありますよね。給料を前借りして立替払いしたい。そんな時は、一時的にカードローンでお金を借りるという方法もあります。プロミスカードローンは50万円以下であれば原則収入証明が不要で借入ができます。本人確認書類だけです。免許証があれば手続きができます。

更に、30日間無利息サービスもあります

短期の借入を希望の場合、特に利息に関して優遇されます。プロミスでは初めてのお客様で、メールアドレスが登録でき、web上で明細を確認できるという人には30日間無利息サービスがあります。身内や友達には相談しにくく、給料の前借りをしたい方、短期間だけ借りたいけど利息はできれば少なくしたいという人向けです。一度、検討しては如何でしょうか。

まとめ

ここまで葬儀費用は幾らかかるのか、遺産相続で支払できるのかなど説明してきました。いざという時に困らないように準備できたら良いですね。

・一般的な葬儀形式ではおよそ90万円
・家族葬、直葬、市民葬や区民葬の活用も検討
給付金制度を活用
・葬儀社の見積もりを比較
・遺産相続で葬儀費用を支払したい時は場合によっては注意が必要