FXとは、「Foreign Exchange」の略で「外国為替証拠金取引」のことをいい、海外の通貨を売ったり買ったりして利益を得る投資のことです。FX業者は、国内FX業者と海外FX業者があります。

FXでは、通常、証拠金を預け取引をすることになりますが、相場が大きく動き、大きな含み損が発生した場合、追加で証拠金が必要となります。

これを追証(追加証拠金)制度といい、高額な請求を受けるリスクを抱えています。詳しくは以下の記事をご参照ください。損失が大きく追証金が発生した場合、高額な請求を受けてしまいます。

国内FX業者では、追証金制度が必ずありますが、海外FX業者には追証金なしなど、国内FX業者にはない魅力的なサービスがあります。海外FX業者を利用するメリット、また、おすすの海外FX業者をご紹介します。

国内FX業者と海外FX業者の違い

外国の通貨を売買して利益を出すという仕組み自体は国内FX業者と海外FX業者で変わりはありません。しかしながら取引の仕組みは同じでも提供するサービスには大きな違いがあり、海外FX事業者は国内FX事業者よりも魅力的なサービスを展開しています。

そんな海外FX業者の魅力的なサービスを3つご紹介します。

①ハイレバレッジ

海外FX業者の最大かつ最強のサービスは、ハイレバレッジではないでしょうか。国内FX業者のレバレッジは最大でも25倍となっています。しかしながら海外FX業者では平均で500倍程度、業者によっては800~2000倍のレバレッジトレードができるところもあるんです。

ハイレバレッジの場合、資金効率が高くなり一攫千金の可能性もぐっと高まります

例えば投資資金が10万円の場合、国内FX業者では、最大25倍で250万円分の取引しかできません。ところが海外FX業者の場合、仮にレバレッジが400倍であれば4000万円分の取引が可能となります。

数万円~数十万円の小額で、数百万、数千万を超える利益を得たい場合には、海外FX業者のハイレバレッジで取引するのが一番効率が良いといえます。

<海外FX業者がハイレバレッジを設定できる理由>

国内FX業者のレバレッジが最大25倍の中、なぜ海外FX業者がそれ以上のハイレバレッジを設定できるのかというと、それは日本の金融庁に無登録で運営しているからです。

日本の金融庁に登録をすると、強制的に最大25倍のレバレッジで運営することになってしまうので、海外FX業者はあえて登録をしていません。

日本の金融庁のライセンス認可を受けていない業者は違法ではないのか?と思われる方もいるかもしれませんが、海外FX業者は日本の金融庁のライセンス認可は受けていませんが、外国の金融庁のライセンス認可を受けて運営している、れっきとした登録業者です。

なので違法ではないので安心してください。

②追証制度がない(ゼロカットシステム)

国内FX業者では追証(追加証拠金)制度があります。

追証は「おいしょう」と読み、レバレッジを利用するための証拠金(担保)が足りなくなったときに証拠金を追加する必要があるという制度です。マージンコールやロスカット・アラーとなどとも呼ばれています

各FX会社では、利用できる最大レバレッジが○倍と定められており、そのレバレッジで取引を行うためには、担保として一定額以上の証拠金(資金)が必要となります。

どのくらいの証拠金が必要かは各FX会社によって異なりますが、「取引金額の4%に相当する日本円」などのように記載されています。この記載の場合は、仮に1万通貨分の取引を行いたい場合は、4%に値する資金を用意する必要があるということになります。

この取引に必要な最低限の資金(最低証拠金)を下回りそうになると追証が発生します。追証を無視して期限までに資金を追加しない場合には、強制的に保有している外貨が自動決済(ロストカット)されることになります。

一方で、海外FX業者にはゼロカットシステムといい、マイナスになってしまった口座残高をゼロに戻してくれるというサービスがあります。

つまり、海外FXでは追証制度がなく、リスクを投資金までに限定することができます。ゼロカットがない国内FXでは、マイナスになった残高は追証請求され、絶対に支払う必要があるのですが、海外FXでは、ゼロカットシステムのおかげで追証という借金を負うことがありません。

③豪華なボーナス

海外FX業者の中には、国内FX業者を凌駕する豪華なボーナスを提供している業者があります。ボーナスの一例をご紹介すると、入金ボーナス、未入金ボーナス(口座開設)ボーナスというものがあります。

入金ボーナス

入金額に応じて証拠金として使えるボーナスを受け取れるというもの。仮に入金ボーナスを提供している業者があったとすると、この業者に10万円入金すると、入金ボーナスとして10万円が証拠金に付与されることになります。つまり、実質20万円の証拠金で取引を始められるということになります。

未入金ボーナス(口座開設ボーナス)

口座を開設するだけで受け取れるボーナス。口座を開設するだけでボーナスをもらえるので、自己資金を入金しなくても未入金ボーナスを使って取引を始めることができます。未入金ボーナス自体の出金はできませんが、ボーナスを利用して取引をして得た利益は出金可能となっています。

おすすめの海外FX業者

海外FX業者の魅力的なサービスをご紹介しましたが、一口に海外FX業者と言っても多数の業者があります。そこでおすすめの海外FX業者を4つご紹介します。

XMtrading

最大レバレッジ 最低入金額 日本語サポート
888倍 5$ あり

海外FX初心者でも使いやすい口座が魅力。海外FX業者最大手。日本人トレーダーの口座開設数No.1。

<特徴>
・ハイレバレッジ(最大888倍)
追証なし
・ゼロカット制度あり
・100%入金ボーナスあり
・3000円分の未入金ボーナスあり
・入出金手数料無料
・プラットフォームや取引ツールは完全日本語対応。日本語チャットあり。
・多彩な決済手段

TitanFX

最大レバレッジ 最低入金額 日本語サポート
500倍 200$ あり

派手なボーナスキャンペーン等はありませんが、スプレッド、約定スピード、取引の透明性、運営のサポート体制などどれをとっても高水準で、国内FX業者の弱みをうまく補った日本人好みの業者。

<特徴>
・ハイレバレッジ(最大500倍)
追証なし
・ゼロカット制度あり
・タイムラグが起きない約定力
・日本語サポートが優秀。日本語チャットあり。

AXIORY

最大レバレッジ 最低入金額 日本語サポート
500倍 200$ あり

スキャルピング特化の海外FX業者。高水準のスプレッドで短期売買ができる。運営の透明性が非常に高く、公式ホームページやマイページもわかりやすく、初心者でも安心してトレードできる業者。

<特徴>
・ハイレバレッジ(最大500倍)
・追証なし
・スキャルピング特化
・国内銀行送金対応
・ダイナーズ、アメックスからも入金可能
・日本語チャットあり

iForex

最大レバレッジ 最低入金額 日本語サポート
400倍 100$ あり

少ない投資金で一攫千金を狙いたいトレーダーにお勧め。日本語サポートも完璧&手厚いので安心してトレードできる業者。

<特徴>
・ハイレバレッジ(最大400倍)
・追証なし
・ロスカット水準0%(証拠金が0になるまでポジションを持ち続けることが可能)
・最も老舗の海外FX業者。運営歴20年
・100%入金ボーナスあり
・固定スプレッド制採用
・入金はクレジットカードか海外銀行送金のみ
・日本語チャットあり

追証なしのデメリットとは?

ハイレバレッジでダイナミックに取引をさせてくれる海外FX業者は、追証なしのゼロカットで口座がマイナスになるのを防いでくれます。はたして、こんなシステムにデメリットなんてあるの?どうして日本はこの方式をとらないの?と疑問が湧いてきます。

それが実は、追証なしにもデメリットはあります。

レバレッジに調整が入る

ハイレバレッジが売りの海外FX業者なんですが、それでも大暴落が起こるとハイレバで取引していたトレーダーの口座は大きくマイナスになり、FX業者にとってもマイナスになります。

というのは、ゼロカットシステムがあるいっても、口座ゼロで取引がストップされるわけではなく、マイナスになった分を業者が補てんしているだけのことです。つまり、ハイレバレッジは海外FX業者にとっても、ハイリスクなわけです。

そこで、海外FX業者は要所要所、つまり重要イベント時などの際にレバレッジを低く調整して、大暴落によって口座がマイナスになることを少しでも軽減させようとします。通常200倍であったレバレッジも時に50倍まで下げられたり、日本の25倍と変わらないぐらいまでになったり。

結局海外FX業者も、自分たちの会社に大きなマイナスとなるリスクは避けたいわけで、その為にはハイリスクでトレードするトレーダーを減らそうと考えます。なので、「せっかくハイレバレッジで取引したいからこの業者を選んだのに…」とがっかりすることもあるかもしれません。

スプレッドに調整が入る

実はレバレッジだけでなく、スプレッドの範囲にも調整を入れることがあり、レバレッジ同様重要イベントの際にはスプレッドの範囲を広げます。これはトレーダーにとって敢えて不利な環境にすることで、ハイリスクなトレードを排除し、かつスプレッドが広がればそれだけFX業者に利益が入るので、マイナス口座の補てんのダメージを軽減する為でもあります。

FX業者であれば、国内外問わず行っていることですね。

また、追証なしの業者ではもともとスプレッドの範囲は広く設定されています。日本のそれが0.3pips程度に対し、海外FX業者は1.5pips以上あったりします。

まとめ

海外の通貨を売ったり買ったりして利益を出すFX。FXをはじめるためにはFX専用の口座を開設する必要があります。FXの口座と一言でいっても、FX会社はたくさんあり会社ごとに特徴があるので、自分はどのようなスタイルでFXを行うか、取引スタイルを考えて取引をする口座を選ぶようにしましょう。

FX業者には大きく分けて国内と海外の2つの業者があり、海外FX業者は国内FX業者にはない魅力的なサービスがあるので、自分にあったFX業者を探してみましょう。

・国内と海外FX業者は、外国の通貨を売買して利益を出すという仕組みは同じ。
・提供するサービスに違いがある。
・海外FX業者の最大かつ最強のサービスはハイレバレッジ
金融庁のライセンス認可をあえて受けないことでハイレバレッジを実現
・海外FX業者は外国の金融庁のライセンス認可を受けて運営しているので安心
国内業者では追証制度があるが海外FX業者にはない
・海外FX業者の中には豪華なボーナスを提供している業者がある