
この記事では、コーエーテクモゲームスとEAがタッグを組んで開発したハンティングアクションゲーム『WILD HEARTS(ワイルドハーツ)』のメタスコアや、Wiki、各種レビューサイトでの評価をまとめてご紹介します。
本作は「からくり」と呼ばれる独自のクラフト要素を駆使した立体的なアクションが特徴で、従来の狩りゲーとは一線を画す体験が魅力です。
WILD HEARTSのメタスコア
海外レビューサイト「Metacritic」における『WILD HEARTS』のメタスコアは、プラットフォームごとに以下のようになっています。
- PlayStation 5版: 80点
- PC版: 78点
- Xbox Series X|S版: 77点
全体的に「概ね好評」という評価ですが、PC版やXbox版では最適化不足を指摘する声もあり、プラットフォームによってややスコアに差が見られます。特に高スペックが要求されるPC版では、環境によってパフォーマンスが安定しないというレビューが散見されました。
Wiki・レビューサイトでの評価
次に、各種レビューサイトやユーザーの評価から、本作の「良かった点」と「悪かった点・改善点」をまとめました。
高評価な点(良かった点)
- 革新的な「からくり」アクション: 本作最大の特徴である「からくり」システムは非常に高く評価されています。壁を作って敵の突進を防いだり、バネで高くジャンプして攻撃を仕掛けたりと、プレイヤーの創造性次第で多彩なアクションが可能です。この戦略性の高さと爽快感が、他のハンティングアクションにはない魅力となっています。
- 自由度の高い狩場構築: 「龍脈からくり」を使えば、フィールドにジップラインやサブキャンプなどを自由に設置できます。これにより、広大なフィールドを自分好みにカスタマイズし、快適に移動できる点が好評です。
- 美麗な和風の世界観とフィールド: 春夏秋冬をモチーフにした美しいフィールドは作り込みがすごく、高低差のあるマップを探索する楽しさがあります。
- 快適なマルチプレイとストレスフリーな要素: 助太刀システムにより気軽にマルチプレイに参加できる点や、モンスターの乱入がない、小型モンスターが狩りの邪魔をしにくいといった点が、ストレスなく遊べると評価されています。
低評価な点(悪かった点・改善点)
- パフォーマンスの問題: 特にリリース初期のPC版において、最適化不足によるフレームレートの低下やカクつきが多くのユーザーから指摘されました。その後のアップデートで改善されていますが、プレイ環境を選ぶ一因となっています。
- カメラワークと視認性: 巨大な獣との戦闘において、カメラが暴れて敵の動きが見えづらくなる場面があるとの指摘があります。特に地形が複雑な場所での戦闘はストレスを感じやすいという意見が見られました。
- 高めの難易度と敵の挙動: 敵の攻撃力が高く、常に動き回るため攻撃のチャンスが少ないと感じるプレイヤーも多いようです。アクションゲームに慣れていないと、難易度の高さに戸惑うかもしれません。
- UI/UXや一部の武器バランス: 一部のUIが見づらい、使いにくいという声や、武器種による強さの偏りを指摘するレビューもありました。
総評:唯一無二の魅力を持つ意欲的なハンティングアクション
『WILD HEARTS』は、パフォーマンス面やカメラワーク、高めの難易度といった課題を抱えているものの、それを補って余りある「からくり」という革新的なシステムが高く評価されている作品です。
既存のハンティングアクションの枠に収まらない、立体的でスピーディーな戦闘は本作ならではの魅力と言えるでしょう。アップデートも継続的に行われており、多くの問題点が改善されています。
従来の狩りゲーにマンネリを感じている方や、新しいアクション体験を求めている方には、ぜひ一度プレイしてみてほしい意欲作です。